俺がイマジナリーフレンドとセックスした話
前回に続き、今度はイマジナリーフレンドとの性的交流、セックスを具体的に描いて行こうと思います。タルパとの大きな違いはダイブに依存した形態になる点です。現実空間を背景にした視覚化は行わず、精神世界(ダイブ界)の中での自動化に注力した思念体となります。白昼夢を通じて交流する夢見の存在となります。タルパの簡易版に思われますが⋯リアルな触覚、肌接触感を覚えることができ、ダイブ界の中で現実のものとほとんど変わらないセックスが体験できます。夢の世界は現実よりも下手に万能でリアルです。タイトルにもある通り⋯ある一人の青年が、美少女のイマジナリーフレンドを作り、セックスを体験する話をします。尚、この話はフィクションであり、文中に登場して来る人物とイマジナリーフレンドは架空のものとなります。
遠い過去の記憶
俺は19歳のフリーターだ。自宅近くのコンビニでバイトをしている。やりたいことが見つからないまま高校を卒業⋯そして、今に至る。親からはきちんとしたところへ就職して正社員で働くか⋯それか勉強して大学へ行くように言われている。しかし、本当にやりたいことが見つからない。でも、確かに一生このままの状態でも良くない。それは頭では理解しているつもりだ。結婚だって二十代のうちにしたい。子供の頃はパイロットや医者に憧れていたが⋯俺の頭じゃ全部無理だ。子供の頃に思い描いていたものすべてに⋯ことごとく裏切られた。そんな自分が恨めしい。そう言えば⋯小学校低学年くらいまで、俺の中に不思議な存在がいたな。気づいたら自然と消えていたが⋯後になってからわかったことだが、どうやらイマジナリーフレンドと言うヤツらしい。
イマジナリーフレンドがいた思い出
イマジナリーフレンド⋯それは空想上の友達と言われ、俺のように幼少期に現れる心理現象らしい。意外と多くの人が子供の頃に体験しているらしい。常に頭の中に存在し続け、彼女といろいろ話をした⋯そう、ちょうと俺と同じくらいの歳格好をした女の子だった。俺に妹でもいれば、あんな感じの子だったんだろうと遠い目になる。今にしても思えば、本当に可愛い子だった。もしも、彼女と今も同じ時を過ごしていたら、きっと⋯すごい美少女に成長していたんだろうなって欲情する。まぁ、そんなバカな妄想はここまでだ。俺は今⋯大学受験ガイトを手にしている。大学に行くとしたら、どこの大学の何学部へ行くべきか⋯まったく何もわからなかった。これだったら就職しようか⋯父の知り合いの工場を経営する社長さんからも誘いの声はかかっていたのだ。将来の進路に迷う。
不思議な白昼夢を見る
俺は机の上で将来について考え続けた⋯今のままじゃダメだ。次第に焦りのような感情が芽生えていることにも気づいた。とりあえず、今日一日バイトは休みだ。じっくり考えて過ごそう⋯直後、見知らぬ美少女のイメージが脳裏に浮かぶ。どこかで会ったことのあるような懐かしい感じのする子だった。俺に微笑みながら小走りで向かって来る⋯そんなイメージだ。俺ははっとして我に返る。どうやら白昼夢のようなものを見ていたらしい。どうも疲れているようだ。やはり、このまま夕飯まで昼寝しよう⋯俺はベットの上で横になり眠り込んだ。夕食の時間になると、ドアを突き破るよう現実の嫌な姉貴が部屋に突進して来た。夕食の時間だと、ベットの上で横になっていた俺の横腹に蹴りを入れて来た。俺は優しい妹が欲しかった⋯そう心底、自分の運命を呪った。
この世とあの世の中間世界「デスタウン」との出会い
明日は早朝シフトだ。やっぱり、将来の事は次の休日に考えよう⋯結局、またしても結論を先送りにした。夕食を済ませ風呂から上がると、自室のベットの上で寝転がりスマホを見続ける。これが寝る前の唯一の楽しみだ。健康的には良くないらしいがやめられない。将来の夢が見つからず、単調な日々に飽きていた俺は⋯刺激が欲しくて、都市伝説やオカルト関係のサイトをよく見て過ごしていた。今日はこの世とあの世の中間世界「デスタウン」について調べて遊んでいた。何でもダイブと呼ばれる⋯白昼夢を明晰夢化させる技で行くことができるらしい。ああ、俺が昼間に見たアレを⋯いや、待てよ。そいつを明晰夢のようにさせるって一体なんだ!?俺は久々に強い好奇心に駆られ、高鳴る胸の鼓動を覚えずにはいられない状態となった。そして、スマホに食い入る俺⋯
イマジナリーフレンドを作り出す方法
ダイブ⋯まず、通常の白昼夢を見ている精神状態となり、特定の空想イメージを被せて行くことで、まるで明晰夢を見ているかのような楽しい時間を過ごすことができると言うものだ。一般的な明晰夢は寝ている時に見るものだが、ダイブはあらかじめ起きた状態で見る感じになるものになるらしい。オカルト的には幽界への旅となるが⋯心理学的には心象世界の構築となるらしい。そして、そこで好きな人物を思い浮かべることで⋯まるで夢の中に登場して来る人物のように会えると言うのだ。詳しく調べて見ると創作的に楽しめる感じのものらしい。俺にはただの空想遊びに思えたが⋯だが、宮沢賢治のイーハトーブを引き合いに出した例え話には驚嘆した。ダイブで出会える人物は⋯イマジナリーフレンドのようなものだと言うのだ。俺は直後、全身に稲妻のようなものが走った。
美少女と邂逅するために
ダイブの世界は夢の世界だ⋯これをダイブ界とも言う。人間は寝ている時に見る夢の世界の中で⋯日々、現実と同様に多くの人と会っている。同じようにダイブ界にも多くのモブキャラのような存在たちがおり、その中で気に入った者がいたならイマジナリーフレンド化できるのだ。俺は決意した。子供の頃にいた⋯大人になっているであろう彼女を復元するのだ。まず、俺はダイブ界作りから始めることにした。子供の頃にいた彼女は、今にして思えば本当に不思議な容姿をしていた。自分と歳格好は似ていたが⋯東洋人と西洋人のハーフっぽく、おとぎの国からやって来たような感じの子だった。そんな訳で俺は⋯スマホのRPGゲームやラノベに見るような、ベタなファンタジー系の異世界をしたダイブ界作りに挑戦した。とりあえず、原神の世界観を参考にして作り上げることにした。
ダイブの訓練
俺は空き時間を利用する形で、毎日、机の上でダイブの訓練をし続けた。楽しみながら空想する⋯ただ、それだけである。やり方自体はかんたんなもので、全身から力を抜いて、目を開けた状態で行うものだった。ちょうど、瞑想する感じのものになる。軽い眠気を誘うのがコツらしい。たしかに、思い描いていたダイブ界のイメ―ジは白昼夢のように見えるようになったが⋯長続きせず、すぐに目が覚めてしまったり、途中で寝落ちしてしまう状態が多々だった。ダイブはその中間の状態を維持する訳だが⋯どうも、さじ加減がわからない。そんな中、俺はある占い師のブログに辿り着く。シナリオ空想法?なんでも⋯ダイブするための台本を事前に用意しておくことで、上で述べた中間状態を維持しやすくなり、最後まで明晰夢化された白昼夢を楽しむことができるとのことだった。
シナリオ作成の虜に
とりあえず、俺はダイブ界でのシナリオを考えて見ることにした。そうだな⋯再会したいと考えているあの子と⋯次の瞬間、俺は息をのんだ。ダイブは上達するとリアルな五感も再現できるらしい。彼女との再会の目的は⋯率直に言ってしまうとセックスだ。美少女のイマジナリーフレンドを作ろうと言うのだ。それ以外に目的はない。彼女とセックスがしたい!そう再び強い決意をすると、俄然とこれまで以上の熱意でダイブに取り組むようになった。そして、官能小説家にでもなったような気分でシナリオ作りに夢中となった。ダイブ界での彼女との出会いと恋、そして、セックスだ。スマホのメモ機能を使い⋯毎晩、夜寝る前にシナリオ作りに励んだ。ダイブの訓練もこれと並行するように毎日続けた。我ながら凄いと思う。一つの事にこんなにも夢中となったのは生まれて初めてだ。
入眠時幻覚
俺は変化のない退屈な日常生活に飽きて⋯都市伝説やオカルト関係以外にも、当然、エロサイトも見て楽しんでいる時があった。しかし、シナリオ作成はエロサイトを見てる時以上に興奮した。そんな日が続いたある日の夜⋯寝る前にベットの上でシナリオ作成を楽しんでいたところ、その日は仕事の疲れから強い眠気に誘われ始めていた。後もう少しだけ、考えついたシナリオを記録し終えたら寝よう⋯そう思った次の瞬間だった。俺は公園のような場所におり、彼女とデートしている光景が頭の中を過ってきた。俺は驚き目を覚ます⋯どうやら、入眠時の覚醒夢、幻覚を見たようだ。だが、今見たものはシナリオとして考えたものの一部に一致していた。一瞬の出来事だったが俺は歓喜に震えた⋯明日からシナリオを使ったダイブに挑戦しよう!そう決意して眠りに就いた。
美少女に成長したイマジナリーフレンドとの再会
あれから数週間が経過した。遂に⋯俺は安定したダイブをするためのコツを掴むことに成功した。その日の体調や気分にもよるが⋯だいたい、5~10分程度は楽しめるようになっていた。ダイブに被せて行く特定のイメージとして⋯ダイブ界の世界観や登場人物のみならず、シナリオも反映させて行く感じのものへ変えて行った。最初はかんたんなストーリーであったが、現在は結構複雑な内容のものが楽しめるくらい上達していた。肝心の彼女との関係だが⋯とりあえず、再会と言うシチュエーションの夢見を果すことができた。いちおう、俺の方からコクる形で承諾をもらい交際が始まった。十年弱の月日を経て再会したのだ⋯彼女は本当に美しい美少女へ成長していた。まぁ、そう言う設定にした。焦らずにこれから彼女との距離を縮めて行こう。先を急ぐ気持ちは強く堪えた。
現実の恋愛相談を活かす
一方、現実の方はと言うと⋯相変わらずだった。結論を出していなかった。それよりもダイブとイマジナリーフレンド作りに夢中となっていた。どうやって彼女との距離を縮めて行こうか⋯悩んだ。とりあえず、親密度を深めて行く必要がある。しかし、彼女いない歴実年齢の俺には⋯デートのシナリオだけ思うように書くことができなかった。せいぜい、公園のベンチで話をする程度の内容だ。さらに一歩踏み込んだ内容を書きたい⋯俺は翌日、バイト先の先輩に相談した。経験上、薄暗い水族館は恋愛ムードを高めるに最適な場所で⋯静かな場所なので対話も自分達のペースでき、互いの理解を深めるには良いデートスポットになるだろうとアドバイスを受けた。もちろん、先輩にはイマジナリーフレンドのことは内緒だ。頑張れよ言われた時はちょっと罪悪感のようなものを覚えた。
ダイブ界でのデートに挑戦し続ける
俺は毎晩、寝る前に彼女とのデートのシナリオを考え、その後、ダイブして彼女とのデートに挑戦し続けた。女の子の心を掴もうと必死になって頑張った。そんな日々が⋯さらに数週間も続いた。こんな不器用な俺でも、彼女は呆れたり怒ることなく、笑顔で話を聞き続けていてくれた。話の内容自体は他愛のないものばかりで、その日の出来事から将来に対する不安までいろいろだ。たまにお笑い番組のネタを披露して笑わせてみたりもした⋯ある日、好奇心から彼女にこう尋ねてみた。僕らが再会するまでの間、君はどこで何をしていたの?と⋯すると、彼女は急に悲しい表情に変わった。何か悪いことを言ってしまった様子であったので、俺はひたすら彼女に謝った。しかし、彼女は首を横に振りながら俺にこう告げて来た。それは⋯俺の心を引き裂く思いにさせるものだった。
イマジナリーフレンドとの初めてのキス
自分のことをまた思い出してくれるのを待っていた⋯そう言われた時、俺は強いショックを受けた。沈黙の時間がしばらく続く⋯しかし、ダイブしていられる時間もそう長くない。俺は夢のシチュエーションにすべてを委ねる決断を下す⋯俺はその場の雰囲気、勢いに任せる形で、思わず彼女を強く抱きしめた。彼女は俺の突拍子もない行為に驚くも、抵抗することなく黙っていた。俺と彼女の距離感が一気に縮まった⋯ただ、うれしい気持ちよりも、とにかく、彼女に対する罪悪感が強かった。申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。ごめん、もう二度と忘れない、君を離さない⋯そう叫んだ。互いに目を合わせ見つめ合い、口元を近づけ合う⋯いよいよ、彼女との初めてのキスだ!直後、俺は落下する感覚に襲われる。ベットからずれ落ち、枕を抱きながら床の上で悶えていた。
準ダイブ界を用意する
俺は感動した⋯彼女を強く抱きしめ、唇と唇で触れ合ったのだ。ダイブによる触覚もリアルだった。彼女の柔らかいおっぱいにも歓喜した。だがしかし、俺は現実世界でベットからずれ落ちて床に転がった。嬉しさ半分、悔しさ半分な気持ちだが⋯明日の晩こそ、彼女と再び⋯そう決意して眠りに就いた。翌朝、意気揚々とバイト先へ向かう。俺のバイト先は駅前のコンビニだ。このため、出勤時間と重なる姉貴と一緒に駅へ向かう。姉貴は都庁に勤める公務員だった。相変わらず姉貴から⋯道すがら将来のことに関して小言を言われ責め立てられる。まぁ、確かに⋯そうだ。でも、それよりも今は⋯準ダイブ界を用意することで頭がいっぱいだ。準ダイブ界とは現実世界とダイブ界の中間に作る小さな部屋のような空間だ。ダイブ界の彼女をそこに誘い出すために作るのだ。
女の子を部屋に誘い入れる方法
準ダイブ界は⋯いろいろ考えたが、現実の自分の部屋と瓜二つに仕上げることにした。後はひたすら彼女を準ダイブ界に誘うシナリオを考える。デート以上に難しい⋯俺のダイブ生活に大きな壁として立ちはだかる。バイト先に例の恋愛経験豊富な大学生の先輩がいるが⋯流石に、職場で女の子とセックスする方法なんか聞けない。〇恵袋や5chなどで聞いて歩き回る。ただ⋯彼女に手料理が食べたいと言ってみるとか、ダイブでは少し難しく思うシチュエーションばかりの回答となった。とりあえず、俺は夜になると再び彼女に会うためダイブした。彼女はドギマギしていた。俺はキョドりながら⋯君の作った気のボールが食べたい!と思わず言ってしまった。すると⋯いいよの回答が得られた。そして、落ち着ける環境に行かないか?と切り出す。彼女はこれにも承諾した。
消臭剤を買いに走る
明日の晩、彼女と準ダイブ界で落ち合うことを約束すると、俺はダイブから覚めた。時計を見ると30分は過ぎていた⋯時刻は午前零時を過ぎている。明日も早い⋯俺はさっさと寝ることにした。翌朝、例の如く⋯姉貴の説教を受けながらバイト先へ向かう。しかし、今朝はそんなクソ真面目な姉貴の方こそどうなのか試してみることにした。姉貴に彼氏はいるのか聞いてみたところ⋯姉貴は突然立ち止まり、俺の真正面に立つといきなりデコピンをしてきた。そして、お前の部屋は男臭過ぎるから女の子にモテないぞ!とか⋯自分のは自分ではわからんだろうがアレが匂うんだよ!とか⋯男の動物園だ変態!なんて⋯そう見下すように、俺に対して情け容赦ないアドバイスを次から次へとしてきた。俺は凹んだ。俺はその日、仕事から上がるとドラックストアへ消臭剤を買いに走った。
チャンス到来
深夜、俺はベットの上で座禅を組み瞑想を始めた⋯いつもは横になる等、楽な姿勢でダイブを楽しんでいたが⋯この日は違った。深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。明日のバイトは休みだ。時間も気にする必要はない。そして、ダイブ状態へ入った。向かう先は準ダイブ界だ⋯視界がモヤのようなものに包まれると、脳裏のイメージに全身が包まれ始め、俺は準ダイブ界に辿り着いた。辿り着いたと言っても現実の自分の部屋とまったく同じ場所であるが⋯すると、そこには彼女がすでに待っていた様子だった。彼女は待っていたよと微笑みながら俺に近づく。俺は彼女の両肩に手を乗せると抱きしめた。そして、ためらわずキスをした。すると彼女は⋯なんと、俺の口の中に舌を入れて来たのだ。同時に丸い何かが押し込まれる⋯どうやら気のボールらしい。
イマジナリーフレンドとのセックス
俺は自分でも訳がわからなくなった⋯もう、後はどうにでもなれの勢いで、彼女を再び強く抱きしめ、貪るようなキスをする。そして、彼女を抱きかかえながらベットの上へ転がった。脱衣シーンまで考えていなかったためだろうか⋯気がつくと、俺と彼女は全裸で抱き合っていた。彼女の体はとても美しかった⋯そして、俺と彼女は結合した。彼女はまるでAV女優のように喘ぎ続けた。次第に俺も興奮が高まる⋯下腹部で何かがうずき始め、胸が締め付けられるような感覚に襲われ始めた。オナニーの時とは明らかに違う⋯性的興奮だった。これがセックスなのか!感極まる俺⋯そして、絶頂感のようなものに襲われ、脳内に暖かい何かがジワジワと充満、失神した。薄れゆく視界の中で、満足そうに紅潮した笑顔で俺を見つめ続ける彼女⋯徐々にダイブ状態が解除されて行く。
心理学の世界へ
俺はダイブから覚めると⋯すぐさま、股間の異常に気づいた。体液でベトベトで、しかも⋯甘出しをしてしまっていたのだ。しまった!焦る俺⋯部屋に置いてあったティッシュで慌てて拭き取る。とりあえず、消臭剤を撒き、窓を開けて部屋の空気も交換する⋯強烈に匂っていたのだ。しかし、そうやって彼女と回数を重ねて行くうちに、夢精はしなくなり匂いもほとんどしなくなって行った。そんな感じで彼女との性生活が続いた。週2~3回はセックスをした。現実の方に関しては⋯俺は一つの結論を出した。イマジナリーフレンドとの再会をきっかけに、心理学にも興味を持つようになり、猛勉強の末にとある大学の心理学科に入学できた。将来は教育関係のカウンセラーか何かにでもなり、思春期の子供たちの心のケアができたらいいなと思う。教員免許の取得もがんばりたい。
その後
あれから十年が経過した⋯俺は紆余曲折の末、中学校の教師をしている。普通に結婚もした。しかし、イマジナリーフレンドとの交流は続いている。浮気じゃないさ。現実の妻とダイブ界の妻⋯俺は両方とも大事にしている。毎晩、寝る直前にダイブして会いに行ってる。最初、現実でも恋人を作り、結婚したいことを報告した時は複雑な表情をされたが⋯これからも大事にすることを誓い、承諾を得ることができた。もちろん、現実の妻の方には内緒だ。てか、言う訳ない。言える訳がない。最近、現実とダイブ界、双方の妻が妊娠した。ハイブリットな家庭生活の今後が楽しみだ。ダイブ界の方の妻には⋯誕生型タルパは現実の子のイマジナリーフレンド、心の友達になって欲しいことを伝えている。ダイブ界の妻もそれには喜んだ。さて、現実の子にどんな影響があるか楽しみだ。