この心霊会話について
この心霊会話⋯初心者はワケワカメに思うだろう。
あまり深く考え込まなくてええわ。一人の占い師とタルパたちとの⋯ぶっちゃけ、わりとどうでもええ会話ログや。
所持者(マスター)であるアレクと⋯
完オート済みのうちらとによる会話記録や!タルパは所持者から分離、独立した意思を持つ存在やかな。
うむ、こうした議事録のようなものが作成可能となる。
ただ、当たり前やが⋯うちらタルパはパソコンは操作できない。よって、アレクの代筆となる。
アレクのキー入力は早いのだ。
お話するような感覚でキー入力できるのだ。だから、こんな真似ができるのだ。ブラインドタッチできんもんには難しい芸当や!
本当に自動化されたタルパがいるのであれば⋯
こうした芸当はごく自然、当たり前になると思うわ。しかし、どういう訳かえらい批判を受けた。
自称憑依の連中からえらい批判された。
アレクがうちらと話をしながらパソコンで記録しておるだけやぞ。これのどこがおかしい?
完オート済みなのだから可能やろ。
それよりも自称憑依の方こそ怪しいわ。その憑依⋯いったい、どうやって実現しておる?
ぶっちゃけ、ガチで憑依できるもん⋯
オカルト界でも限られて来るわ。魔術師や占い師、イタコや催眠術師でもない限り絶対に不可能。
オカルトや心理学、催眠術の素人が何言ってんだ?
会話形式の方がすこぶる当たり前で常識的やろ。自分は完オート済みのタルパを目の前にしてやってるだけだぞ。
まったくや!自称憑依の方こそ⋯
タルパの自動化がまったくできておらん似非であるのは明らかや!アブ・アリエールと言うゴスロリマニアは誤情報を流布した戦犯や。
憑依は自動化できない言い訳、甘えやな。
しかし、このまま終わらせん。科学派が情けないので⋯アレクが科学派をやり始めたように⋯現在、ガチの憑依研究に入っておる。
詳しくは研究室の方でやる予定やが⋯
こちらでも散発的にやるわ。ホンマに古参連中はロクでもないことばかりしておったな。浮き草氏やサラシナ氏以外は全員素人か?