タルパ戦争序章|消え去る老兵と語り継ぐ者

老兵は死なず、ただ消え去るのみ⋯⋯
そう言えば、奇しくも本日は終戦記念日だったな。
マッカーサーに対する評価は人それぞれだと思うが、個人的には偉大な人物であったと思っている。嫌いじゃない。
浮き草氏は失脚のような憂き目にあった形で、ホロ女史と共にタルパの世界から姿を消したとされている。
オカルト研究家のサラシナ氏によって書かれたタルパ戦争に関するレポートでいいように扱われ、それが通説として定着してしまう。
そして、タルパ戦争から数年後の2014年⋯⋯
ホロ女史がサラシナ氏の主張、レポートに対して反論、浮き草氏を擁護するため、タルパ界隈に再降臨している。
サラシナ氏とシニカルなやり取りをした後、それを最後にホロ女史も現在まで沈黙を保ったままだ。
本当にただ消え去るのみなのか?
まぁ、いい。
その後、浮き草氏やホロ女史と入れ替わるようにタルパ界隈にやって来た者がいる。書く言う私であるが⋯⋯
戦争と言うから⋯⋯
てっきり、浮き草氏の言う思念界で大バトルが繰り広げられたもんだと早合点した。なので、こちらは潜水艦の亡霊船、思念体を投入した。
タルパ界隈をいじり回し悪戯して遊んだ。いい歳してネット上で戦争ゴッコに興じるのはどうかと思うだろうが⋯⋯
とても楽しかった。
人生で一番笑った時期となる。死にそうになるくらい笑い転げた。ヘソライト博士で爆笑したタルパーは多かっただろう。
ところで、何?
あのメンヘラおばさん。
三十路でアレはない。引くわ。その年齢まで男性と一度も交際した経験がないのだろうか。今も時折、散発的に喚き散らしている様子が伺える。
まぁ、この件はどうでもいいか⋯⋯
今はタルパ戦争だ。
ただ、誤解して欲しくないのだが⋯⋯
私は浮き草氏に強い関心と興味を持っているが⋯⋯彼の信奉者、信者と言う訳でもない。また、サラシナ氏に悪い感情は持っていない。
サラシナ氏も思うところがあったと思う。しばしば、浮き草氏の強力なライバル、敵対者、ヒール役として目される立場にあるが⋯⋯彼にも彼の正義があっただろう。作中ではサラシナ氏の視点も描きたい。
つづく