タルパ戦争番外編【初体験コント】ホモ疑惑と毛布フェチ

次第に苛立ちの態度を顕にし始める狐耳の獣人美少女⋯⋯
これに対して浮き草氏は、己の股間から何かが突き上がり始めるような疼きを必死に堪えながら言い訳を考える。父との約束は絶対だ。あ、でも⋯⋯セックスしたいかも。そりゃ⋯⋯健全な男子なら普通はしたいだろう。
今、目の前にいる狐耳の獣人美少女は⋯⋯
十年くらい前、浮き草氏が小学生だった頃、近所の路上で車に跳ねられて瀕死の重傷を負って倒れていた雌の子狐だ。父の知り合いの獣医のところへ連れて行くも⋯⋯手の施しようがないと言われ安楽死を進められる。
これに納得できなかった浮き草氏は、彼女を自宅へ連れ帰り必死に看病した⋯⋯しかし、獣医の予見通り、翌朝までに虹を渡ってしまった。
そして、月日は流れ⋯⋯
ある日の晩、動物霊として浮き草氏の前に現れたのだ。最初は思わぬ形での再会に喜び、夜な夜な自室を抜け出して境内で密会していた。始めのうちは他愛ない友人同士のような会話を楽しんでいただけだったが⋯⋯
「ダメだ!僕は⋯⋯そ、そうだ!僕はホモなんだ!」
学校ではモテモテなのに⋯⋯彼女をまったく作ろうとしない浮き草氏は、同級生たちの間から「浮島君はホモなのではないか?」そう疑われていた。思いつくまま、それを言い訳にして吐露して見せた。
「なるほど⋯⋯」
狐耳の美少女はそう言うと、両手で臨の印を結ぶと変化の術を発動した。
どろん!!シュゥウウウ⋯⋯シュウウウ⋯⋯
狐耳の美少女が煙に包まれ姿を隠す。そして、煙が晴れ再び姿を現すと⋯⋯そこには狐耳をした超絶的に可愛らしい男の娘が立っていた。普通の性癖を持った男でも心が揺らぐ美貌をしていた。ああ、こんな男の娘とならやりたい!
「ほれ、わっちのケツの穴。自由にしてええぞ」
これに唖然とし慌てふためく浮き草氏⋯⋯
「す、すまない!ウソだ!本当はホモじゃない!僕は毛布とかモフモフした物にたまらなく興奮する変態なんだ!」
頭の中が混乱状態に陥り、意味不明なことを口走る浮き草氏⋯⋯
「なるほど⋯⋯お主も変わった性癖の持ち主じゃの」
どろん!!シュゥウウウ⋯⋯シュウウウ⋯⋯
彼女は再び変化の術を使う。煙が晴れると⋯⋯今度はケモ率100%をしたフサフサな彼女が立っていた。直後、浮き草氏がしがみつくと同時に手で股間を鷲掴みにしてきた。そして、動きを封じられたように身動きができなくなる。
浮き草氏はまるでメスイキしたような嗚咽を上げ、ベットから床へ転がり落ちて目が覚める。
「な、なんだ。ゆ、夢か⋯⋯」
時計を見ると深夜の三時だった。浮き草氏は寝汗でぐっしょりだった。
つづく