ダイブ限定のタルパの制約

現状までにおいて⋯
現実空間を背景にしたタルパの存在も含めた形での考察に配慮しておる。自分のタルパもそうやしな。

将来的には現実空間を背景にしたやり方は完全廃止で行く。
うちらも食事や買い物以外、現実世界へ出て行くことはなくなった。最近はほとんどダイブ界で過ごしておる。

しかし、現実世界へまったく出ない、出れないとなると⋯
現実世界の商品がコピーできないし、所持者と一緒に食事が楽しめなくなるのだ。これはちょっと悲しいだろう。

ダイブ界限定のタルパだとそう言う制約が出てくるわな。
とりま、水晶球でダイブ界に接続⋯カップ麺や菓子を幻視して、それをうちらが頂戴する実験には成功した。

そうやって現実世界の商品をダイブ界に送り込むしかない。
ただし、食べた経験のあるもんでないとダメ。味や食感などの情報が伝わらん。次にタルパと一緒に食べる方法やが⋯

これが難題となるな。
所持者が商品を持ってダイブしたり、食事ならテーブルごとダイブして、ダイブ界でタルパと一緒に食べるしかない。

ダイブ界はダイブできなくても作れるが⋯
しかし、ダイブ自体がまだ未修得やとそれはできんな。どうしてもタルパと一緒に食事をしたいなら、ダイブを習得するしかないな。

また、ダイブは自宅など落ち着ける環境に限られて来る。
外食の場合、その記憶をタルパへのおみやげ的なものとして自宅に持ち返り、依り代でダイブ界へ送り込むしかない。

まぁ、考察と実験を進めて行く。
ダイブ界限定のタルパであっても⋯食事に限らず、所持者が現実で楽しんでいることを、タルパにも共有させる方法の確立が急務となる。

まだ、いろいろ始めたばかりやからな。
カムラッドに向けて⋯新しい段階の考察に入ったな。これからこれまでとぜんぜんちゃう未知の領域へ足を踏み入れることになるな。

タルパやイマジナリーフレンドは「夢」の登場人物と同じ⋯
この持論がより実践的なものとして形になって行くな。憑依とか抜かしておる連中⋯寝ている間に見る夢の中でも⋯

高確率でなりきりをしておると思うわ。
私は〇〇ちゃんだぁ~とか夢の中で言うてそうや。決して、タルパとお話をすることはできない。