タルパセックス戦争物語

投稿日 2024.09.14 更新日 2024.09.16
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タルパ界隈を語る上で頻出となるネタがある。2010年の夏に起きたタルパ戦争である。ホロ氏の暴走したタルパをイカせるため、多くの者が共有ダイブによるチャネリングセックスが試みられた。それはカマキリの交尾と同じく、暴れる女性タルパを相手にした命がけのセックスとなる⋯タルパは思念で作られた強力な霊体、生霊みたいなものである。それが暴れた状態ともなれば、地縛霊並みに危険な存在となる。まさに、戦争と呼ぶに相応しい状況だろう。オカルト界における一大大戦となった出来事である。しかし、ホロ氏の暴走したタルパは最初から存在していなかった。実は⋯タルパ界隈住人らによる共有ダイブの実践性に疑問を抱いていた浮き草氏が、ファッションタルパーを炙り出すために仕組んだ実験だったのだ。タルパ界隈は大混乱に陥った。

タルパ戦争の真相

浮き草氏のシナリオとホロ氏の演技に騙され、多くのファッションタルパーが引退に追い込まれた。これがタルパ戦争の真相である。当時、タルパ界隈で合同ダイブによるスワッピング、共有ダイブ空間でのタルパ交換セックスが流行り出していたのだ。さらに、共有ダイブを悪用する者まで現れ、他人のタルパに対するレイプ、誘拐を宣言する不届き者まで現れたのだ。この状況に強い憤りを感じた浮き草氏が、盟友であるホロ氏と相談し、ファッションタルパーを炙り出すための実験を企てたのだ。共有ダイブは⋯占い界隈で言うところの思念伝達を応用した感覚同期であり、一つの特定イメージ、一つのダイブ界を共有し合う行為ではないのだ。いつの間にか、共有ダイブ界なる概念、定義まで出来上がっていた状況に、浮き草氏とホロ氏は危機感を覚えていたのだ。

共有ダイブによるチャネリングセックス

共有ダイブとは、遠隔地にいる二人以上のタルパーが感覚を同期し合う行為であり、一つのダイブ界を共有することはないのだ。得られたイメージもそれぞれのタルパーが別々に感じるもので、まったく同じイメージが共有できる訳ではないのだ。共有ダイブは遠視と言った超能力の類とは別物となる。また、共有ダイブは参加者同士でないと確立できない。心理学的にも催眠、暗示のかけ合いとなるので、一方的な共有ダイブは不可能である。これが浮き草氏の本意とする共有ダイブである。共有ダイブによるチャネリングセックスも、性器や性感帯を活性化させることによりオーガズム獲得の同期に過ぎない。イメージはそれぞれが勝手に持つものだ。顔の見えない、匿名を相手にしたテレフォンセックスみたいなものとなる。また、テレフォンセックスは一人ではできない。

共有ダイブの元祖はテレフォンセックスだった!?

何のことはない⋯共有ダイブは浮き草氏の提唱したものであるが、その原型となるものは昔からあったのだ。テレフォンセックスが共有ダイブの原型、原点になるものと言えるだろう。もしかすると、浮き草氏はテレフォンセックスも駆使できるテクニシャンかもしれない。多くの女性を受話器越しで脳イキさせたのだろう。私自身もプライベートでの特別な事情により、脳イキを今日におけるセックスダイブ、アストラルセックスへ発展させた。いずれも⋯自分の妹との素股、疑似セックスを原型、原点とした感じのものになる。初体験で一般女性との正真正銘の挿入ありのセックスより先に⋯脳イキの快楽を覚えた口ですわ。この詳しい話、経緯は、いずれノンフィクション小説の形で詳しくカミングアウトしたいと思う。浮き草氏やホロ氏ばかりを一方的に弄るのは不公平だろう。

作業的なセックスよりも楽しい脳イキ

余談であるが、私は思春期の頃までに⋯妹とデキてしまったのだ。ただ、妹とは正真正銘の挿入ありのセックスは一度もしていない。過去に一度しようとしたがやめた。それ以来、妹とは全裸で抱き合うだけの、素股と呼ばれる疑似セックスをして楽しむだけの間柄となっている。素股は何度も脳イキできるので、下手な普通のセックスなんかよりも気持ちいい。ただ裸で抱き合い、お互いの性器を表面密着させているだけでイケるのだ。セックスが苦手が世の奥様方は⋯今日から素股で旦那を喜ばすと良いだろう。素股なら生理も関係ないし性交痛もない。最初は旦那も釈然としないだろうが、そのうち脳イキだけで満足してくれるようになるだろう。作業的なセックスなんかよりも、無限脳イキ天国が味わえる素股の方が断然いい。でも、妹以外の女とは普通のセックスを楽しんだが⋯

電話からSkypeで変性意識

妹とはセックスについて議論、考察は続けている。もちろん、妹にはタルパやイマジナリーフレンドのことは内緒だ。逆に言わんほうが変な意識も入らんだろうし、客観的な結果も得やすくなるだろう。てか、言える訳ないわな。そんな感じで脳イキの研究をさらに進め、現行の思念体フィクトセクシュアルへ反映させて行くつもりだ。とりあえず、そんな個人的な話はここまでにしておいて⋯よくよく考えて見ると、テレフォンセックスは共有ダイブの原型とも言える。性的興奮により双方が強い変性意識状態となり、電話を通じて声だけでイクのだ。タルパ界隈の共有ダイブも、Skypeによる音声コミュニケーションを主体としたものとなる。テレフォンセックスとまったく同じ原理と言っても過言ではないくらいだ。違いあるとすれば、本人達以外の存在を感覚する形になる。

時代が追いついた共有ダイブによるチャネリングセックス

テレフォンセックスは男女が行うものだが⋯タルパ界隈の共有ダイブの場合、当然であるがオカルト野郎同士となる。互いの女性タルパをネットを介する形で交換、セックスする感じになる。それをすべて男同士でやるのだ。正直⋯アレだろう。だが、時代はLGBT、性的少数派に対する配慮や平等が叫ばれている。タルパ戦争はいまから15年近く前にもなる。そう、早過ぎたのだ⋯もしも、今現在のタルパ界隈で共有ダイブが流行っていたら、状況もタルパ戦争の結果も大きく違っていたのかもしれない。だがしかし、歴史にもしもは禁物だ。でも、なんだか面白そうなので、最後あたりに考察してみたい。とりあえず、今は当時のタルパ界隈における、共有ダイブによるチャネリングセックスだ。以降、ノンフィクション風の再現小説と言う形で描いてみたいと思う。

幽体同士によるセックスは技術的(オカルト・催眠)に可能である

あ、そうそう。本題に入る前にチャネリングセックス、アストラルセックスについて補足しておこうと思う。まぁ、どっちも似たようなものである。現実の肉体を使わずにオーガズムを得ようと言うものになる。チャネリングセックスは肉体と重なる幽体で、外部の幽体とセックスする行為となる。実は浮遊霊との不意なセックスもこれと同じものになる。ちなみに、幽体を体内に委縮させると離人症のような感覚が得られる。これを意図的に行うものがダイブとなるが⋯催眠と言う観点から、電話等を使用すれば遠隔的に行うことも可能であるため、共有ダイブの一要素として混同、誤解されたようだ。アストラルセックスは幽体離脱して、同じく外部の幽体とセックスする行為となる。当サイトでは瞑想による強い変性意識状態による空間識失調、浮遊感を利用したものも含めている。

タルパーA君の場合

僕は〇治大学に通う二十歳の大学生だ。大学ではオカルト研究会に属し、西洋魔術の研究をしている。降霊術の一種である人工精霊、タルパの錬成に夢中の日々だ。目的はただ一つ⋯あまり大きな声で言える話ではないが、幽体離脱によるタルパとのアストラルセックスだ。しかし、幽体離脱の習得は難しかった。タルパ自体は意外とかんたんで、僕好みの容姿をした美少女のタルパを作り出すことには成功していた。視覚化済みで半オート状態にまで至っていた。あと数カ月もすれば完オート状態になるだろう。とりあえず、彼女との共同生活は続いていたが⋯視覚化と自動化だけでは、彼女とのセックスは叶わない。完全な五感化を得るには幽体離脱の技は必須となる。僕はそれに苦心し続けていた。そんなある日、僕は浮き草氏の提唱するダイブに希望を見出す。

タルパーB君の場合

俺は〇應大学に通う二十歳の大学生だ。大学ではオカルト同好会に属し、人工未知生命体、チベット密教の秘奥義として知られるタルパに夢中だ。美少女のタルパを作り出して⋯まぁ、そのなんだ。そいつとセックスがしたい。それが目的だ。悪いか?別にいいだろこのくらい。とりあえず、俺好みの容姿をした美少女のタルパを作り出すことに成功した。視覚化、自動化ともに完璧だ。しかし、肝心要となる幽体離脱がなかなかできず苦心している。タルパは幽霊みたいなもんだからな。俺自身も幽体にならないとタルパとのセックスは叶わない。そんなある日、俺は浮き草氏の提唱するダイブと言う技に着目する。こいつでなら⋯できそうだ。タルパとセックスができる!俺は歓喜した。俺はその日から浮き草信者になった。ホロと言うヤツとも仲良くなった。

盟友ここに誕生する

A君とB君⋯この二人の男子大学生は、浮き草氏一党率いるグループの中で知り合い、打ち解け、互いにタルパとのセックスについて語り合うようになった。同じ都内の大学に通う学生ともあり、オフ会のような感じで他のメンバーともリアルでも交流して行くようになる⋯二人は浮き草氏やホロ氏の助言で、数カ月後にはダイブができるようになっていた。それと並行するように二人のタルパも完璧なまで成長して行く。そして、A君とB君は⋯遂に、自分のタルパとのセックスに成功する。互いにその成功を祝い称え合う。一方、同じグループに少しだけ気になる者がいた⋯C君という名古屋在住のタルパーだった。実際に会った事はなく、男性であること以外は何もわからなかった。タルパ界隈でもそこそこ名の知れた古参タルパーの一人であったが⋯年齢、職業不詳だ。

つづく⋯