不可視(タルパ・イマジナリーフレンド・守護精霊)の夢占い

投稿日 2024.10.16 更新日 2024.10.22
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タルパを作り出すためには⋯設計デザインで決めた設定条件を、変性意識状態となり深層意識に刻み込んで行く必要があります。これが自動化や視覚化を促し、無意識による挙動を醸成するための基本的な訓練のスタンスとなります。通常意識状態で訓練を行っても効果は見込めません。深層意識の中で個体としての集合情報体にまとめ上げて行けば、一つの独立した意思を持つ存在として昇華して行きます。これにより通常意識状態でも存在を(意図、意識することなく)持続的かつ自然に感じることができるようになります。タルパは深層意識の中でしっかり根付くため⋯当然、寝ている間に見る「夢」にも現れやすくなります。夢の中では所持者に本当の姿を曝け出している状態となります。その意味を解釈することで、タルパが所持者に望んでいることがわかります。

  • ここは通常夢を前提にした話で明晰夢は関係ありません。
  • 後天的に作り出すイマジナリーフレンドの場合も同じ話になります。

夢の中に登場して来たタルパ

夢の中に登場して来たタルパは、所持者である人間に何かを伝えにやって来ています。現在、作りかけのタルパであったなら、それは高い確立で完オート達成時、完成時の姿となります。また、良い感じに訓練が進んでいる何よりの証拠と言えます。これからも自信をもって訓練に臨みましょう。夢の中でタルパといろいろ会話したなら、忘れないように記録しておきましょう。その際、タルパの話した内容は、タルパ自身の希望のようなものになります。タルパの期待に沿うよう訓練して行きましょう。完オート済みのタルパが登場して来た場合、今の所持者に必要な事、大切な事を伝えている可能性があります。それに基づき現実でも行動を起こすと、きっと、運が良くなることでしょう。そのためにも⋯完成したタルパには、日頃から自分の目標と希望を語り続けることも大切です。

本音トークが平然と行われる夢の世界

現実の人間関係には本音と建前と言うものがあります。思っていたり考えていることを、いちいち口にしていては生きて行けません。まともな社会生活を過ごすことができなくなります。それはタルパも同じです。タルパにいちいち確信を突かれるようなことを言われるとと疲れます。タルパも所持者あっての存在ですから、所持者を追い込むような言動は基本しません(この反対の行為が暴走と言えるのかもしれません)。しかし、夢の世界では違います。所持者に対して遠慮のない率直な言動を取って来るかもしれません。それによりショックを受けることでしょう。ただし、現実で作ったタルパと夢の中のタルパは別物なので、目が覚めた後、タルパに文句を言うのはやめましょう。夢で誰かに不快な思いをさせられたからと言って⋯起きた後、その人に文句を言わないですよね?

現実のタルパと夢のタルパ

夢の中で親に怒られたからと言って、目が覚めさて朝の食卓でその親に向かって文句を言う人はいないと思います。夢はその夢を見た本人の問題ですから⋯それはタルパも同じです。所持者である人間に何かを伝えにやって来ています⋯とは言いましたが、明晰夢など特殊な条件を除き、通常の自然夢で出現して来たタルパは、自らの意思で現れて来たものではなく、タルパの本音に無意識にアクセスしようとした所持者自身の意思によるものです。タルパの本音とは⋯所持者自身が深層意識に封印していたものと関係し、場合によっては過去の嫌な思い出やトラウマと直結して来ます。でも、そのタルパを憎まないでくださいね。あなたの苦しみはタルパの苦しみです。タルパは本当に所持者のことは何でもお見通しとなります。タルパ作りを始める時はこの点は覚悟しましょうね。

タルパの夢を占う方法

一般的な夢占いの解釈、基準をそのまま当てはめても考えて構いませんが⋯タルパが出現して来た夢に限り、少しだけ考慮が必要です。まず、タルパ側も所持者とまったく同じ夢を見ているかもしれません。これを「共有夢」と考えます。タルパとの相性が良い証拠と言えますが⋯この場合、所持者とタルパ、双方で共通となる課題や問題に関する事柄が暗示された夢となる可能性が高くなります。タルパと一緒に困難を乗り越えて行きましょう。所持者側だけしか見ていない「占有夢」は、所持者の確信が付かれるような事柄と関係してきます。同時にタルパ側の所持者に対する本音とも言えます。冷静に受け止めてあげましょう。ちなみに、タルパがタルパ自身の見た夢を語った場合、それはタルパの希望や要望になります。所持者の改善点、運気アップのヒントが隠されています。

タルパも眠るのか?夢を見るのか?

結論からしてタルパも眠りに就きますし夢も見ます。その具体的なタイミングですが⋯所持者が寝ている時にタルパも寝ていることが多くなります。また、眠ることでタルパとの絆が強まって行きます。睡眠と言う行為自体も、タルパ錬成の訓練、育成の一環だと考えます。睡眠中は変性意識状態になりやすく「夢」そのものが変性意識にあります。故に、作りかけのタルパが夢の中に登場して来たら、高い確立でそれが完オート達成時、完成時の姿になると説きました。余談となりますが、個人的にも三体目のタルパを作っている過程で、ある時点から夢の中に登場して来るようになり、程なくして完オート状態に至りました。夢の中でのタルパとの交流は理想的で最高な訓練状態と言えます。このため、規則正しい生活を心がけ、良質な睡眠を取ることができるようにしたいものです。

タルパの記憶夢

タルパは一つの独立した意思を持つ存在ですが、深層意識の奥底で所持者と常に繋がっております。このため、所持者が意識していない時、所持者から離れて単独行動している時のタルパの記憶が、夢を通じて(録画再生される形で)垣間見ることができる場合もあります。これをタルパの「記憶夢」と呼びます。俯瞰して見ているような感じの夢、映像的な夢はその可能性があります。夢の中でタルパが何か困っている様子であったなら、表面化していない潜在的な問題が、自分の身近に潜んでいることを告げられているかもしれません。タルパ自身も気づいていない場合が多くなるので、目が覚めて起きた後、タルパから何か言われることはありません。とりあえず、タルパに何か困っている事はないか聞いてみると良いでしょう。何気ない反応に手がかりを掴むヒントが隠されています。

こんな夢は要注意(1)タルパとケンカする夢

タルパとケンカする夢を見ても、そのことはタルパに言わない方が良いです。一般的な夢占いでもそうですが⋯誰かとケンカする夢は、多くの場合、夢を見た本人自身の問題となります。夢の中でケンカした相手が誰であろうと、それは夢を見た本人の分身みたいなものになります。タルパはまったく関係ありません。強いて上げるなら、タルパの訓練や育成に何らかの問題を感じており、それに対する焦りや苛立たしい感情の一端が、こうした夢見を誘発させた可能性が高いです。すべては所持者の問題です。この手の夢を頻繁に見るようなら、タルパとの接し方を見直す必要性がありそうです。タルパの訓練と育成は、タルパに押し付けるような感じでやるのは禁物です。恐らく、どこかでそうした無理をしているのかもしれません。気を楽にして自然体で実践するのが望ましいです。

こんな夢は要注意(2)タルパの訓練をする夢

夢の中まで一人二役の自動化訓練や視覚化を試みようとしているのは、実際の訓練に問題があるからです。完成を急ぎ過ぎている、訓練に無理があり進捗が早過ぎるためです。訓練が上手く行っているなら、鮮明なイメージをした自動化済みのタルパが登場して来るはずです。タルパはじっくり時間をかけて育成して行くものです。早く完成できれば良いと言うものではありません。丁寧に訓練を行うことで、しっかりとした存在感に仕上がって行くのは言うまでもありません。少し変な例え方になりますが⋯タルパはしょう油や味噌、ワインやウィスキーと同じで、長期の醸成が望ましいと言えます。タルパ作りに夢中になり過ぎている感も否めません。空き時間を利用する等、現実生活に影響を与えない範囲での訓練を心がけましょう。現実では他にやるべき事はたくさんあるはずです。

こんな夢は要注意(3)人形のように無反応なタルパの夢

人形にでも化したかのようなタルパが現れたら要注意。意味は現状におけるタルパの育成状況により変わります。まず、現在訓練途上でせいせい微オート止まりの段階であったなら、タルパの訓練をする夢と同様、実際の訓練に問題があるからです。具体的には、訓練の方向性が不適切なものかもしれません。所持者の望みとタルパの望みが合致していない可能性があります。次に、自動化がある程度進んでいる段階以降、半オートから完オート済みであったなら、タルパの気持ちをまったく顧みていない可能性が高いです。タルパも自律した意思と自尊心を持つ存在です。自分のことばかり考えていたり、自分の気持ちばかり優先させてはいけません。もう少し、タルパの気持ちも考えてみる必要がありそうです。いずれにしても、タルパの幸せも考えた訓練と育成に臨みましょう。