しがない占い師が思う性的欲求

性欲は三大欲求の一つとして知られ、人間のあらゆる行動原理に影響を与える本能的欲求である。生命維持に必要不可欠な食欲や睡眠欲と違って、これを抑制するのは生きる上で差し支えないように思われる。しかし、潜在意識からあらゆる思考、判断へ常に干渉しており、生きることの根底にあるもの、本質となる。性欲は恋愛感情やセックスに限られるものではない。この世に生を受けた瞬間から性的な欲求との葛藤が始まるのだ。本稿では「性」に関する基本知識となる「性欲」について詳しく語りたいと思う。このサイトは基本的にオカルト関係のブログとなり、チベット密教の秘奥義として知られるタルパやイマジナリーフレンド、幽霊とのアストラルセックスについて考察しているが、何かの間違いでこのサイトに辿り着いた一般の方も知っておいて損はないだろう。
性欲の種類
性欲と言われると⋯まぁ、多くの人は恋愛感情やセックスをイメージするだろう。しかし、性欲にも種類があり、心理学の世界では幼児性欲と性器性欲に分けられる。幼児性欲とはその字面の意味するところの通り、幼児から思春期までの子供が持つ性的な欲求となる。これはさらに⋯食欲と愛情と関連付ける口唇的な幼児性欲、排泄と自制心を関連付ける肛門的な幼児性欲、男性器と女性器の違いを意識することで自我を養う幼児性欲、男女の違いを基盤に社会性を身に付ける潜伏的な幼児性欲の四つの段階に分けられる。そして、性器性欲は思春期以降に芽生える大人の性欲、恋愛感情やセックスに基づく一般的な意味としての性欲に該当する。幼児性欲をコントロールすることを覚えた子供が、第二次性徴期を迎えると同時、幼児性欲から脱皮して自立した大人へ成長して行く。
幼児性欲とは何か?
フロイトの心理学では、口唇期、肛門期、男根期、潜伏期の四つの段階に分けられる。心理性的発達理論とも呼ばれ、子供は性的な欲求、生理的な快楽とそれに対する自制心を養いながら成長して行くことを説いた仮説である。仮説ではあるが一定の真理性、積極力のようなものあると思う。口唇期、肛門期、男根期、潜伏期⋯それぞれの育児過程での子供への接し方、親としてのあり方次第で、将来、思春期でどんな性格をした子に育ち、どんな大人になって行くのか説いた心理学の理論である。心理性的発達理論を詳しく解説し始めると、本稿だけで収まり切れない文量となるため、フロイトの心理学に興味を覚えた方は、専門書籍を一冊くらい手に取り、読んでみることをおすすめする。ここでは性欲の種類について語りたいので割愛する。次に、性器性欲について説明する。
性器性欲とは何か?
心身とも子供から大人へ変わる過程、思春期に芽生え始める一般的な意味としての性欲である。精通や初潮と言った第二次性徴期特有の体に変化に驚き、セックスと言うものを知り、恋愛感情の概念、価値観も大きく変わる。同年代の異性に対する見方が、特別な友達としての意味合いから、男性器や女性器を意識した性愛的な対象として変わって行くのだ。今の時代、不適切な説明の仕方になるかもしれないが、男性は男性らしく⋯女性は女性らしく⋯と言った、自分自身の性的魅力を自覚することで自分らしさ、自我を強めて行き、一人前の大人になるため自立心を養おうと葛藤し始める。男根期で自覚した男女差と潜伏期で養った社会性を追認して、それに基づき自立した一人の大人を目指す。自分はどんな恋愛をして結婚をするのか?次の命、世代を紡ぎ出すための意識を持ち始める。
制御が難しい思春期の性器性欲
思春期で芽生えた性器性欲との葛藤は苦しい。子供と大人の境界で心身共に不安定な状態となりながらも、勉学やスポーツなどにも励まなければならない。本当に過酷だと思う。最初は好奇心から楽しく思えた自慰行為も⋯次第に性的な欲求不満と罪悪感の間で苛むようになり、自分の体や異性とどう向き合えば良いのか悩み始め、不安でいっぱいになります。ここで我慢は禁物だ。思春期の子は毎日オナニーしてもいい。オナニーで健康被害は発生しない。オナニーは大人になるための心の準備、自分らしさを覚える第一歩だ。罪悪感のようなものは感じる必要はない。肯定的に考えてオナニーを楽しもう。ただし、自室で隠れて済ませるのはダメだ。男子はトイレ、女子は入浴時に済ませよう。自分で決めた時間と場所でオナニーを済ませ、性欲を計画的にコントロールするのが望ましい。
性器性器との葛藤を克服することで普通の大人になる
性器性欲との葛藤を克服することで⋯思春期の子は、徐々に大人びて成長して行き、勉強やスポーツ、音楽や美術などで主体的に成果が出せるようになる。賢い子は性欲のセルフコントロールが上手なんだと思う。これがきちんとできているか否かで、その後の人生も大きく変わって行くだろう。性器性欲を潜在意識へ封じ込め、現実社会を生きる上での諸々の動機、励みへ結びつけられるようになるのだろう。セックスを自立した責任ある大人な嗜みと考えられるようになるのだろう。その一方で、中学生以降になっても小学生みたいに子供じみた子、いつまでも潜伏期以前に固着した性格を改めない年齢不相応な子は⋯将来、高い確立で恋愛弱者となるだろう。あるいは、下半身のだらしない大人になるか、性的なものを一切否定することで自尊心を保とうとする変な大人になる。
性器性欲との葛藤が克服できないと⋯
幼児性欲は親の育児、手助けにより潜在意識の中へ自然と蓄積されて行くものだが⋯思春期で自覚した性器性欲は、本人の自発的な意思、コントロールにより潜在意識へ落とし込んで行く努力が必要となる。これにより⋯性器性欲の無意識化とそれに潜在意識から紐づけられた顕在意識での代替的思考により、現実生活における様々な場面で、理性的かつ生産的、創造的な判断と行動ができるようになる。そうして⋯心身共に一人前の立派な大人へ成長して行くものと考える。幼児性欲で甘えて生きることが許された子供から卒業⋯性器性欲で自制心と自立心ある大人として生きて行かねばならなくなるのだ。しかし、性器性欲の潜在意識への落とし込みが上手くいないと⋯潜在意識の幼児性欲で、性器性欲を顕在意識で処理しようとするので、社会生活に大きな支障を与えるリスクが高まる。
幼稚な性器性欲を持ったダメな大人になる人
潜在意識の幼児性欲が、性器性欲を顕在意識で処理⋯つまり、理性的でない幼稚な性器性欲に支配されることと同義になる。性犯罪を犯すような者は間違いなくこれだろう。強い不快感を与えてしまう例え話となるが、これ以外で妥当かつ的確な表現方法はないと思うので述べてしまうが⋯幼稚園児が思春期の中学生みたいな状態になったらどう思うだろうか?想像するだけでも悍ましく思うし、何だか吐き気のようなものを覚えるだろう。間違いなく⋯盛りのついた猿と化すだろう。性器性欲が侵入思考化、強迫観念化しやすくなる可能性も大いに考えられるため、下半身のだらしない大人になったり、小学生女児みたいに性的なものをすべて嫌悪、否定する狂った性認識を持った大人になるなど、非常に極端な思考や行動を取るダメな大人へ成長して行くだろう。
顕在意識における思考としての性欲
昨今話題のフェミニストは、性器性欲を顕在意識で過剰に可視化、認知しているような心理状態であるため、本来は潜在的なものであるはずの性器性欲を、不必要にほじくり返して顕にしているような構図になっているものと推察する。もちろん、性器性欲を顕在意識で認知することはゼロにはできないし、それ自体は異常ではない。過剰であるのが問題と言える。結果、常識的に考えて性的でないものまで性的であると主張して、不快感と不満を示すようになるのだろう。顕在意識での思考と思考の間に、性器性欲の思考が多く介在しているため、性的なものとまったく関係ないものまで性的と発想できるようになるのだろう。一つの行動、決断は複数の思考の組み合わせからなっており、その中に性器性欲の思考が紛れ込んでいれば、そのような歪な発想ができるようになると言える。
人間の思考回数は、その日の生活の仕方にもよりますが、一日あたり2万~6万回にもなります。まぁ、普通の人でも性的な思考は結構な割合を占めます。
おかしな抵抗感が先入観となり自分を変にさせる
幼児性欲はその人の基本的な性格を形作り、性器性器は魅力的な大人になるための動機や励みとなる。こうして⋯性欲は正常な社会生活を送る上で必要不可欠な心因、動機として、潜在意識から顕在意識の思考に対して作用するようになるのだ。人が勉学や仕事、スポーツや創作等、何らかの生産的、創造的な行為を頑張るのは⋯本質的に異性から尊敬の念を集めるためで、すべては恋愛とセックスのためだ。性欲によるムラムラ感や嫌悪感は、顕在意識で顕になっている性器性欲が原因で、罪悪感や不安感はそれを潜在意識へ落とし込むための阻害要因となるため、性を肯定的に受け止めて自発的に楽しんだ方がむしろ健全な大人へ成長して行く。羞恥心に基づく分別なら思春期前の潜伏期で学習済みだ。安心して楽しんで欲しいと思う。おかしな抵抗感が先入観となり自分を変にさせる。
オカルトの世界にまでやって来たフェミニスト
オカルト界の一角に⋯タルパやイマジナリーフレンドとの交流を楽しむ人たちが集まっている⋯とても、小さな世界がある。そこでポリコレやフェミニズムのようなものが蔓延し、荒れに荒れていた時期があった。犯人はフェミニストやそれを信奉していたフェミ騎士のような連中だった訳だが⋯こんな世界にまでこうしたものが浸透して来るのは本当に嘆かわしく思う。そもそも、幽体離脱や明晰夢によるアストラルセックスと、その相手となるタルパ作りが楽しまれていた世界である。誰に迷惑をかける訳でもない内心の自由を阻害するな。正常な性器性欲は潜在化が進んでおり、現実生活で目標を達成するための原動力、エネルギーとなる。性欲を解消することで性器性欲の潜在化は進み、潜在意識で強化され、爆発的な生産性、創造性を発揮させることができるようになるのだ。