タルパ戦争《第二部》あらすじ

タルパ戦争⋯⋯
それはオカルトに興じていた学生たちの遊びに過ぎなかった。
本物の戦争が彼らの現実生活に忍び寄っていた。近年、緊迫化を増す日本の周辺情勢⋯⋯連日連夜、中国やロシアによる領空、領海侵犯はもとより、サイバー攻撃による情報戦も繰り広げられていた。
それはオカルトの世界でも同じだった⋯⋯
国家レベルによる大規模な霊障が引き起こされていたり、呪詛合戦のようなものが行われていたのだ。
幼い頃から陰陽師として英才教育を受けていた浮き草氏⋯⋯
その優れた霊能力を⋯⋯
内調でオカルト諜報活動に従事していたある人物の推薦もあり、大学卒業後は自衛隊幹部候補生学校を経て、対超常現象特殊作戦群の士官となる。
そして、あの宿命のライバルとも再び対峙する。
大学卒業後、警察官となり⋯⋯
自慢の霊能力で次々と事件を解決してスピート出世を果し、警視庁公安部に配属されたサラシナ氏だ。
中国人民解放軍心霊気功部隊、ロシア連邦軍スペツナズ超能力部隊、インド陸軍チベット人傭兵部隊タルパチーム、英国グルカ超人部隊、さらに、FBIのあのコンビも乱入乱戦してくる。
モノレダー捜査官とスカリリー捜査官だ。
この意味深な二人を⋯⋯覚えている人も少なくないだろう。
さらに⋯⋯
異世界からあいつらもやって来る。
毎年、クリスマス直後から日本国内で謎の活動を始めるあいつらだ。
プーチンに嫌気を差して、ロシアから亡命してきた元スペツナズ超能力隊員を中心に構成された裏サンタクロース軍団⋯⋯
クリスマスプレゼント回収班と呼ばれる連中だ。
毎年、悪い子に誤配されたクリスマスプレゼントを没収もしくは破壊するプロフェッショナル集団である。
これに加えて⋯⋯
十数年前、自身の小学生時代に体験したタルパ戦争再来の予感を覚え奮起して立ち上がる女子高生、遠井穂都⋯⋯そして、遠井穂都の親友でウサギの邂逅型タルパを暴走、おっさん化させてしまう御前賀夕菜。
浮き草氏は⋯⋯
以上のようなワケワカメな連中をすべて相手にすることになる。最後は自衛隊を除隊し、京都にある実家の大社を継いで宮司となり、タルパ戦争を回想するように総括して締めくくる。なんか、深いため息をつきながら。
つづく