Young Heso Wright ~翻訳の迷宮~ 登場人物と舞台設定

投稿日 2025.09.03 更新日 2025.09.03

ヘソライト博士

 自然哲学に魅了されピクシティ大学で思念体と錬金術を研究している若き天才哲学者。弱冠29歳にして準教授となり、モノマネ軽業師や錬金術師など多くの師弟を養成する。目下の研究課題はタルパ錬成と磁石ジエンである。

イワナマヤ

 トトバース中に散らばる国を持たない流浪の民、エルフ族の最高長。エルフ大神殿の大神官。妙な経緯からヘソライト博士とタルパの真実に迫る聖典探しの探検を行う。1000歳を超える老婆も見た目は三十代の金髪ロングヘアの美女。

トゥコ・サマン博士

 ヘソライト博士の同僚で無事の親友とも言うべき存在。専門は航空宇宙工学である。従来の飛行方式とは一線を画す新しい飛行推進システムの研究開発に没頭し、その過程で磁石ジエンを用いた流体力学の体系化を着想する。

トトバース

 どこか遠い宇宙にある⋯⋯地球によく似た惑星をした異世界。どこかの誰かさんがエースコンバットのストレンジリアルをパクッて作ったダイブ界と思われる。その中にタルパ界隈の誰かさんたちも組み込まれてしまった模様だ。

ピクシティ

 トトバースでもっとも繁栄した豊かな国である。正式名称はピクシティ都市国家連合で、FFⅦのミッドガルのような超巨大都市国家となる。現実世界のドバイやシンガポールのような感じをした国となる。

ピクシティ大学

 トトバース中から秀才たちが集う世界トップレベルの総合大学。ハーバード大学がモデルである。ピクシティの地上部郊外に広大なキャンパスを持つ。政財界に多くの人材、ノーベノレ賞受賞者を多数輩出している。

ウィキスタン共和国

 ピクシティから遥か遠く離れた中近東風な国。石油産出で潤うだけの可でも不可でもない退屈な国。そんな状況を打開すべく、磁石ジエンを独占して新しい産業革命を巻き起こし、トトバースの経済大国にのし上がろうと企んでいる。

ヲティスタン共和国

 ウィキスタン共和国の西側に位置する隣国で、各地で反政府軍が跋扈している政情不安定国。首都はヤマダハルとなる。同国南部の商都ア・オバ・クーは古代タルパ時代の王都となり、その近郊にヘソス宮殿の遺跡がある。

ヘソス宮殿

 古代タルパ時代の遺跡で、魔術師や魔女たちにより、魔法の実験、研究開発が密やかに行われていた場所と言われている。古代タルパ時代の民間療法タッパーヴェーダの原典も、この遺跡の地下奥深くに隠されているらしい。

つづく