人工精霊の作り方「運の光」人格
投稿日 2025.10.19 更新日 2025.10.19

タルパは基本的に作り出すもの⋯
邂逅型も明晰夢(ダイブ)が前提だし、発生型も本質的には一定の条件の下で発現するものと考える。
脳科学的にタルパの定義を説くなら⋯通常意識状態(目が覚めた状態)でも自然に感じることができる「夢」の登場人物である。

もちろん、夢は変性意識状態であるため⋯
普通であれば通常意識状態で夢の登場人物を感じることはできない。しかし、深層意識に刻まれた記憶情報を無意識化することで可能となる。
記憶情報には見たり聞くと言った認知的なものと、自分自身の感情による体感的なものに大別される。夢の登場人物は前者になる。

後者によるものは自分自身の人格とも言える。
通常は自分だと自覚できるが⋯精神疾患により意識が不安定化すると、まとまりがつかなくなり、一部が自分と自覚できない状態になる。
結果、乖離した意識の断片をタルパのように感じるのだ。体感的な記憶情報は一体感を覚えられることから、タルパが憑依しているようにすら覚える。

後者の場合におけるものは⋯
初見時から自動化済みで特異な存在に思えるが、その正体は自分自身なのだから⋯無自覚になりきり演技しているだけに過ぎない。
まぁ、これをタルパやイマジナリーフレンドでなく、人格と言い切るのであれば問題なし。DID界隈へ行けばいい。