オカルト派タルパーのお酒と煙草の楽しみ方

夢占い師として長らく「夢」の研究をしておりますが⋯夢の中に登場して来る人物の挙動がどうしても不思議でならず、西洋の降霊術に由来する人工精霊やチベット密教の秘奥義として知られるタルパに関心を持ちました。途中、変な人たちとの戦いも強いられましたが⋯これら思念体と呼ばれるものは、夢とまったく同じ原理で動いていることだけは確信しました。とりあえず、睡魔を利用した白昼夢の明晰夢化が現状における最新研究になります。目下の課題は寝オチの防止ですね。まだまだ改良の余地は残されています。私は占いを自分の天職と考えておりますから、死ぬ直前まで考察は続けたいと思います。あと何十年もこんな楽しい生活ができるのかと思うとワクワクして来る。それじゃ本題に入ろう。タルパ界隈住人の精神年齢を引き上げる話をしたい。
本稿は飲酒と喫煙に関する内容が含まれます。法律で未成年者の飲酒と喫煙は禁止されています。何かの間違いでこの記事を目にしている中高生諸君は画面を閉じて欲しい。今は勉学と部活動、彼氏彼女を作ることだけに専念していましょう。
お酒のオカルト的な意味
酒は古くから世界の各地で神聖な飲み物として扱われてきました。医学の発達していなかった時代、疫病は祟りの一種と信じていた当時の人々により⋯おそらく、経験則的に覚えたアルコールの除菌効果から、神の怒りを沈めたり呪いを退けることのできる、特別な霊的な力の宿ったものと考えたのでしょう。てか、強い酒で除菌を提唱したのはノストラダムスだっけ?うろ覚え。微生物や発酵の概念すらなかった時代、腐らず酩酊作用をもたらす不思議な飲み物へ進化する現象は⋯さぞ、神秘的なものに見えたことでしょう。日本でも古来より様々な神事で酒が重用され、神様へ供物として捧げられたり、神聖な儀式や魔除けなどに、今日まで利用されて続けてきました。兎にも角にもオカルト屋なら酒に興味と関心を持たない訳にはいかないだろう。下戸でも料理に酒は使うだろう。
煙草のオカルト的な意味
古今東西、緩やかに流れる煙には⋯人間の願いや祈りの言葉が乗るものと多くの人々の間で信じられてきました。日本でも送り火をはじめ、仏壇に捧げる線香にはそうした意味がありますよね。煙草も元々、古代の原始宗教、精霊信仰に欠かすことのできない神聖なものとして重用されていました。煙草の発祥地であるアメリカ大陸では⋯先住民族が神々と交信するために煙草を吹かしていました。今日では趣向品として扱われていますが、言霊の門であり「気」の主な出入りとなる口腔から、祈りを捧げたり想い念じながら煙を吹かすことで、人智を越えた存在と強い結び付きを感じることができると思います。今の時代、人々の煙草に対する視線は厳しいものがありますが、タルパ作りにおいて煙草を嗜むのはオカルト的に理に叶った行為だと考えます(思念を自在に飛ばす鍛錬になる)。
つづく⋯