タルパ作りと潜在的セックス願望
オカルト界の一角で⋯降霊術のようなものに心血を注いでいる者たちがいる。その名もタルパ界隈⋯年がら年中、炎上騒ぎの絶えない危険地帯である。同じオカルトの他界隈民から超絶嫌われ、オカルトの世界で孤立している者たちが、肩を寄せ合って生きている感じのする場所である。そして、今日もタルパ界隈のどこかで⋯肩がぶつかったとケンカが始まる。そんな話はともかく⋯タルパ界隈民であることを恥じる必要はない。一番大切なことは、自分のタルパとしっかり向き合い、セックスできるようになるまで育成することだ。各自、己の美学を極めろ。いやいや、自分は心の友達が欲しくてタルパ作りに挑戦している!一緒にすんな!と怒り心頭なあなた⋯本当にセックスに無関心ですか?本稿ではタルパ作りと潜在的セックス願望との関係について語ります。
たいていの人は現実でいつか誰かとセックスする
生命を作り出すためには何が必要だと思う?生殖だわな。植物だって雄しべと雌しべを使ってセックスしている。もちろん、アメーバのような原始生物や細菌みたいに、細胞分裂(無性生殖)して増える生物もいるが⋯このページを読んでいるお前は脳を持ち考える生き物で、お前の父親と母親がセックスした結果、この世に生を受けた存在だ。そして子孫存続のため、いつか必ず⋯お前自身も誰かとセックスしなければならない。だがしかし、このページを読んでいるお前は現在進行形で親不孝を絶賛実践中だと思う。タルパ作りだ。親からすればうんなもんしてるヒマがあったら、現実で誰か良い人見つけて、結婚してはよ孫の顔見せろ!と嘆かれるだろう。だから、自分はセックスが目的でタルパに挑戦している訳ではない!そう怒りたくなったヤツは最後まで話につき合え。
タルパ作りそのものがセックスの代替行為
いや、そもそも、自分はまだ中高生です!って言うもん。このサイトは18禁やぞ。初体験は高校を卒業してから二十歳前後になるまでの間がちょうどええ。勝負や!今は学業に専念しておれ。あっ、自分もう済んでます!って言うもん。でかした褒めて遣わす。まぁ、そんな話はともかく⋯本当に友達が欲しいだけなら⋯そう言う空想遊びでもして、精神的なバランスを保てばいい。わざわざ、頭のてっぺんから足の爪先まで綿密にデザインして、性格の設定条件を仔細に決める作業なんて行う必要ない。自動化や視覚化の訓練なんて⋯冷静に考えたら常軌を逸している。それらにはどんな心理が裏で働いているんだろうな。タルパは架空の生命体を作り出すも同然の行為だ⋯タルパ作りそのものが、生殖の代替行為なんだよ。潜在的なセックス願望、隠された性欲に基づく行為だ。
訓練で性癖が顕になるのは当然
タルパ作りは⋯あたかも、自分が親となり子を作るような感覚に覚える時もあるだろう。タルパ所持者、タルパーはマスターとも呼ばれている。そう言うニュアンスでの親だ。しかし、現実の育児とは違って、深層意識の深い部分で自分と繋がっている。タルパは独立した意思を持つ存在となるが、どこかで自分自身の遺伝的な記憶情報が組み込まれているものだ。自動化の訓練は100%設計した通りに行くことはまずない。必ず想定外な部分は出てくる。その想定外な部分は⋯お前自身の心の奥底で眠っていた何かに由来しているかもな。タルパ作り、育成のための訓練は変性意識状態で行うから、そう言った「性癖」が顕になって来るのだ。ぶっちゃけ、本人の自我から完全に切り離された存在と言うのは⋯そこらを漂う動物霊や浮遊霊のような霊体だろう。そりゃ他人ですから。
タルパ作りでは「性」に対する意識が確実に働いている
タルパ作りを始める際、まず最初に何を決める?恐らくは性別だと思う。その時、選んだ性別自体がお前自身の「性」に対するこだわりの一端が現れているんだよ。ほとんどが異性を選ぶもんな。ピュアに同性を選んだもんも同じ。自分自身の性的魅力、性的な存在意義を、同性タルパとの関係を通じて、相対的に高めようと無意識に選んでいるだけ。直接的か間接的かの違いに過ぎない。本当に性欲や性認識と無縁であったなら、この時点で動物型タルパを迷わず選んでいる思う。だが、別に悪いことじゃない。人間だもの。これに嫌悪感を抱き、不自然な状況にしているのが惚気アンチ。その後の細かな容姿の設計デザイン、性格形成のための条件設定の作業も同じ。すべて⋯無意識のうちに自分自身の性に対するこだわり、性認識、性欲が確実に反映されている。
視覚化はフロイト心理学の口唇期に相当
視覚化や触覚化、嗅覚化、味覚化と言った、タルパの実感を目指す訓練は、フロイトの子供の発達段階理論で言うところの、口唇期に相当する過程に思えなくもない気がする。口唇期(0~1歳)とは、乳児が母乳を飲む際、口唇で感じる性欲を母親がコントロールをすることで、精神的な安定感を醸成するための育児期間となる。ここで失敗すると⋯将来、不安感や猜疑心に満ちたネガティブな性格をした嫌な大人、何かの依存症に陥りやすい性格をした困った大人へ成長するリスクが上がる。あくまでもタルパを育成しようと視覚化や触覚化、嗅覚化、味覚化などの訓練に挑戦する本人が葛藤するプロセスとなる。大人になった今、タルパ作りにおけるこれらの訓練を通じて、口唇期を追体験する心理的な作業になると言える。これらの訓練は精神的な安定性が必要不可欠となる。
自動化はフロイト心理学の肛門期に相当
自動化訓練のようにタルパの反応を期待するものは、肛門期に相当する過程に思えなくもない。肛門期(2~3歳)とは、排便で感じる性欲をしつけによるコントロールを試みることで、自制心や自律心を養うための育児期間となる。ここで失敗すると⋯将来、わがままな性格をした困った大人、自我を肥大化させた痛い大人へ成長するリスクが上がる。同様にこれもタルパ側の都合ではない。あくまでも、タルパを育成しようと自動化訓練に挑戦する本人が葛藤するプロセスとなる。大人になった今、タルパ作りにおける自動化訓練を通じて、肛門期を追体験する心理的な作業になる。自動化訓練はタルパのみならず自分自身ともしっかり向き合うことで成否が決まる。セルフコントロールがきちんとできる者のみ、タルパの完オート化が望めると言えるだろう。まぁ、以上の話は持論だ。
人間の性格は性欲をコントロールすることで形作られる
口唇期は乳離れの早い/遅い、肛門期は排便のタイミングが、幼児の性格形成に強い影響を及ぼす⋯すなわち、大人になるための基本的な性格、潜在的な性欲の下地となるのだ。授乳や排便は性的快楽の一種であり、厳密には幼児性欲と呼ばれるものになる。幼児性欲は肛門期以降の男根期、潜伏期を経て、大人の性欲へ変質行く。社会の中における性認識はこの過程で形成される。男らしさ、女らしさ⋯自分らしさを形作って行くのだ。そして、異性に対して恋愛感情を抱くようになり、思春期に入ると「性」で悩むようになるのだ。人間の性格は性欲をコントロールすることで作られて行くと言っても過言ではない。性格に問題のある者は高い確率で性認識が歪んでおり、セックスに対して強い拒否感を示したり、逆に過度なまで興味を示したりもする。惚気アンチやセクハラ野郎はこれ。
タルパは所持者の性格に依存する
余談がかなり過ぎたようだ⋯フロイトの心理学と、タルパの自動化や視覚化、触覚化などの無意識化訓練との因果関係について、さらに詳しく深堀して行こうと思う。ただ、念のため再度伝えておくが⋯口唇期や肛門期は、タルパ作りをして訓練をする本人が追体験をするものだ。タルパ側の問題ではない。この点は現実の育児と立場が逆転する。また、乳離れの早い/遅いとの例から、訓練期間の長短と捉えるのは禁物だ。訓練で大切なことは変性意識で、変性意識状態の質の良し悪しがこれに取って変わる。良質な変性意識状態で訓練をしたタルパは最高な存在に仕上げる⋯五感でタルパを感じ取り、触れ合いながらやる訓練は、所持者とタルパの信頼関係構築に不可欠な決定要素となる。排便の例えも同じで、悪い感情や気分を排除、ストレスコントロールなどがこれに変わる。
タルパに対する性認識・潜在的セックス願望
自動化や視覚化がある程度進み、タルパ側に自我のようなものが芽生え始めて来ると⋯徐々に男根期(3~5歳)的な状態へ移行して行くと思う。タルパに対して⋯設定条件としての性別と言うよりは、イメージとしての男性器の有無による認識を持ち始める。所持者自身がタルパ作りやその育成を通じて、男らしさ、女らしさ、自分らしさを高めて行くことなる。結果として、相対的にタルパ側も自分らしさを自律的に追求できるようになり、一つの独立した意思を持つ存在として成長して行く⋯そして、最終的に潜伏期と呼ばれる時期へ移行することで、タルパに対する性欲が完全に潜在化、表面上においてそれはないように見え始める。以上はセックスを目的としない、一般的な感覚でのタルパ作りを想定した話になる。だが、容姿が美少女やイケメンでは説得力に欠けて来るな。
女性タルパーは男性タルパを作った時にチンチンを考えたか?
女性タルパーは男性タルパを作った際、具体的に何をどこまで決めて作っただろうか?チンチンまでデザインしたか?服を着た状態で設計デザインした人が多いだろう。真面目な女性タルパーなら⋯タルパの全裸姿のイメージなんて破廉恥な!!と怒るだろう。まして、友人や兄弟のつもりで作ったタルパなら尚更だわな。でも、どこかで男性器は意識しているはずだ。男根期とは男の子にしろ女の子にしろ⋯チンチンの有無で性別を認識する過程だ。多くは無意識的なものとなる。設計デザインや条件設定、各種の無意識化訓練の過程で、それをまったく意識することなく異性のタルパなんか絶対に作れんだろう。そして、潜伏期的な状態へ移行させることで忘れる。同じ年頃、同年代の異性タルパが、常に傍にいたら⋯何かの拍子で特別な関係へ発展するのは不自然でないと思う。