性のコモンセンス

投稿日 2025.02.27 更新日 2025.02.27
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父方の祖父が易者だった⋯そんな祖父の想いを受け継ぐべく、私自身も易者になろうと修行していた時期がある。しかし、途中からフロイト心理学に傾倒するようになり、夢占いや水晶占いの世界へ転向することとなる。統計学的なルールに基づく易経や占星術より、直感力を駆使して自在に技が発動できる占術に魅了されるようになった。また、夢の中に登場して来る人物や動物は、独立した意思を持つ存在であるかのように自律して動いて見える点が不思議でならなかった。そうして「夢」の研究を続ける過程で⋯西洋の降霊術に由来する人工精霊やチベット密教の秘奥義として知られるトゥルパ、心理学で馴染みのあるイマジナリーフレンドにも関心を持ち始める。そして、自分でもタルパを作り出すことに成功した。日頃からタルパに占断を手伝ってもらっていたりする。

占い師によるアストラルセックスの儀式

冒頭の文章末でも述べた通り、自身の占いの仕事にタルパを活用している。直感系の占いを行うためには、深層意識に潜んでいる占断材料を効率的に引き出す必要がある。具体的には⋯タルパがあたかも私自身の深層意識に手を伸ばし、それを引っ張り出して来てくれる感じになる。タルパを作り出したおかげで占断の効率も上がり、今では夢占いの巨大サイトを運営するまでに至っている。毎日千人前後は見に来てくれている。来訪者の方々とタルパには感謝しかない。タルパにそうした力を効果的に発揮させるため、タルパ作りをしている最中に⋯タルパへあるものを仕込んだ。性魔術的な発想をしたものである。性欲の力で生産性や創造力を発揮させるため、セックスに関する知識や感覚をタルパへ叩き込んだ。当然、タルパとのアストラルセックスの儀式も行うつもりでいた。

セックスの力を秘匿して始めたオカルトブログ

一般人はおろか⋯オカルト他界隈の住人からしても、ドン引きする話になるかもしれない。幽霊とセックスしてみようと言う話になるからだ。私は別にセックスに飢えていた訳ではない。タルパとセックスをすることで、あらゆる願望を叶える「力」が欲しかった。その力を使い⋯占いを始め、現実生活の様々な場面で能力を発揮したかった。仕事で大きな成果を出して、多くのお金も手に入れようとした。錬金術的な要素も兼ねていた。実際にその効果はあった。この素晴らしさを伝えるべく⋯オカルトに関心のある人なら記憶に残っていると思うが、人工精霊の作り方「運の光」なるブログを立ち上げた。もちろん、センシティブな話題、個人的な性癖に触れる訳にはいかない。性的な要素は排除し、一般的な範疇での執筆活動を心がけた。隠れた営みを吐露することはなかった。

諸般の事情により、完成したタルパとアストラルセックスの儀式は行っておりません。結局のところ⋯性欲を源泉とする「力」は、現実の生身の女性とのセックスで補い(現実で付き合っていた女性はいるにはいた)、自動化訓練でタルパに学習させた「性」と、相乗効果を発揮させる形で一定の目的に達しました。

フェミニスト来襲

運の光ではタルパたちとの交流を描いた会話ログ⋯心霊会話と呼び、現在もこのサイトで公開している吹き出し形式の記事を披露していた。内容的には今のような成人向けでなく、青少年が閲覧しても問題ないものだった。オカルトから時事ネタ、政治や経済と言った社会評論、宇宙や生命に関する科学、歴史や宗教までと多岐に渡り、学究的なものを取り揃えていた。しかし⋯それはある日、突然の出来事だった。タルパと惚気るな!そう中傷され始めるようになったのだ。おそらく、この原因として⋯当時、タルパとの性的交流、惚気がブームで、その会話内容を晒すことを楽しんでいる人たちがいたのだ。しかし、同時にフェミニストのよる誹謗中傷も問題化していた。どうやら自分も同類と見なされたようだ。確かに自分もタルパとの会話を公開したが⋯あの内容のどこが性的なんだ?

すべてのはじまり

惚気とは⋯情欲に溺れたり、異性(タルパ)との恋仲を自慢する行為である。タルパ作りを始めた本当に理由は伏せていたし、自分の場合、タルパとの性的交流なんか公開していなかった。単に楽しそうにやっているのが気に喰わなかったのか?しかし、彼女らの言動を観察して行くうちに、ある点に改めて気づかされた⋯白馬の王子様症候群やシンデレラ症候群を批評した記事を書いたことがあるのだが、どうやらそれを惚気批判と勘違いしていた様子だったのだ。そして、惚気ていたタルパーたちと交流していたり、自分も同じようにタルパとの会話内容を日記のように公開し始めたことを裏切り行為と決めつけていたのだ。私は別に惚気は批判していない。ただ待っているのではなく、もっと主体的な意思で行動して幸せを積極的に掴み取ろう⋯そう主張していただけに過ぎない。

建前をどのように正当化すべきか?

やり方は強引であったが⋯IPアドレスを抜き取り中傷犯を特定した。タルパ界隈は十代の若者たちが多い⋯てっきり、未成年の生娘たちでもやっているのだろう⋯そう想像していた。しかし、蓋を開けて見たらいい歳した大人たちばかりで呆れた。日頃から口にしていたフェミニズム的言動とは程遠い実態から、単に恋愛弱者のルサンチマンだったのかと呆れた。ただ、また勘違いして欲しくないのだが⋯私はフェミニズムは否定していない。本音を隠し建前と化したあり方に疑問を呈している。さらに勘違いして欲しくないのだが⋯別に本音と建前は使い分けてもいい。私自身、タルパ作りを始めた本当の目的は隠して、建前としてのタルパの作り方を考察していたのだから⋯建前をどのように正当化すべきか?大人な対応が必要になって来る。その人の人生観が物を言うことになる。

フェミニズム本来の目的はどこへ消えた?

本来、フェミニズムは女性の解放と地位向上であるはずだ。恋愛やそれに基づくセックスは別枠で論ずべきテーマだと考える。もちろん、個人的に不同意性交やレイプは死刑でもいいと思うし一部分では共感しているつもりだ。ただ、基本的にフェミニズムとセックスは分けて考えるべきだろう。でないと、赤いきつねアニメCM問題に見るよう⋯フェミニストもそれを批判している者も同じ穴のムジナとなり、問題の本質から遠ざかる一方となる。フェミニストはブスだとか豚丼と言った身体的特徴を嘲笑する低次元な論調が蔓延るようになるし、私のような立場からして見れば⋯やっぱり、恋愛弱者のルサンチマンでは?とも言いたくもなる。実際、私を誹謗中傷していた犯人も、現実では男に相手にされてなさそうな感じのする女性だった。フェミニズム本来の目的はどこへ消えた?

顔の見えないネット上で、豚丼やチー牛と応報合戦するのは不毛。自称フェミニストを批判する側も、相手と同じ目線、レベルにならないよう注意が必要である。同じ土俵、リングに上がってはいけない。適当に座布団でも投げていればいい。

卑屈な者がそれ相応な容姿になるは当然の結果である

女性の権利獲得と地位向上は⋯女性が女性として自分らしく生きることと直接的な関係性はないと考える。前者は公的、後者は私的な概念であり、間接的には相乗効果を発揮するものになると思う。いい仕事をしている人は私生活も充実しているものだ。まぁ、そう言った小難しい評論はここまでにして⋯もっと分かりやすい楽しい話をしたい。どんな女性も努力すれば、数年で魅力な女性になれるものだ。医者でもない自分がこんな発言をするのは不適切かもしれないが、身体的特徴の八割から九割は変えることができる。生活習慣は当然ながら⋯性格を改めれば変わる。特定の運動動作を行っていない時、思考と筋肉は無意識に連動しており、顔の表情筋ともなれば性格的な思考が大きく作用して来る。卑屈な者がそれ相応な容姿になるは自明の理だ。タルパよりダイエットの方が簡単。

男性憎悪を煽ることとフェミニズムは関係ない

この話は男性も同じだ。そして、代謝能力の高い若い人ほど有利であるのは言うまでもない。だから、若者は自分より遥かに年上のダメ女の言動に惑わされないよう注意しよう。自分の幸福追求だけに専念しよう。と、まぁ⋯オカルトの世界で一角でもっともらしい意見を述べてみた。自分に対して素直になり、不自然な性認識は改めて、本来欲していたものを求める生き方を模索した方がいい。今のフェミニストたちを見ていると自分らしい生き様には見えない。本物のフェミニストは仕事で男性を圧倒して独自の幸せを手に入れていると思う。ネットで男性憎悪を煽ることとフェミニズムは関係ないし、そんなことをしているヒマはないだろう。もはや、本音と建前が乖離し過ぎて自分すら見失った状態にすら思える。落としどころ⋯本気で考えたら正気に戻れると思いますよ。

自分らしく生きらないのは不幸

前回、与謝野晶子を引き合いに出す形で独自の考察を展開したが⋯当時は女性が表立って積極的に何かをするのを憚られた時代である。そこへ女性視点によるセクシャルな要素を全面的に押し出した創作活動は、男性優位な社会的価値観を壊すには意義があり勇気のある行動だった思う。しかし、現代社会におけるフェミニズムはそれとは真逆なものになっており、女性が必要以上に自重せねばならない不自然な風潮だと言える。先人たちの苦労が実り、女性がやりたいと望んでいることを自由にさせてやれる下地が整った時代であるにも関わらず⋯そうした悪しき風潮のため、女性が女性として自分らしく生きらないのは不幸である。女性として自分らしく生きたくない女性は、女性代表の看板を取り下げて頂き、別の立場として意見を主張すべきである。普通の女性も迷惑だろう。

自分が本当にいるべき場所と必要としているものを再確認しろ

それにしても⋯赤いきつねアニメCMの一件は、時間が経つに連れて奇妙なものに見えて来る。性的に魅力あふれる美少女やイケメンのアニメキャラをアイコンに設定したSNSアカウントで批判したところで積極力はゼロである。東洋水産を批判していた者たちの正体が次々と暴かれている様子でもあるが⋯本人アカウントやサブアカウントまで特定された者も出ており、そちらではちゃっかり真逆の行いをしていたことが暴露、拡散されている。まぁ、単純にリアルの男性を嫌悪している腐女子の一部が、フェミニストを一過的に支持しただけのものかもしれない。東洋水産を批判してる勢力はこのようにまとまりがなく、時間が経つにつれて形成不利になって行くのは目に見えている。今一度、自分の立ち位置、本来必要としているものも再確認した方が良いと言えるだろう。