心理性的発達理論に基づくタルパの訓練法について

フロイトが提唱した心理性的発達理論に基づくタルパの訓練法について語っておこうと思う。これは既存の自動化訓練を主軸に、視覚化に準じた内容や触覚化を並行的に行う統一的なやり方ともなる。以前に公開したイマジナリーフレンドの作り方、タルパの作り方は⋯従来方式を本来欲求的な内容、エッチな感じに書き換えたものに過ぎない。また、この段階において引き合い出した心理性的発達理論と関係性は概念的なものに過ぎない。本稿は私自身が再検証実験を行い確認したものを具体的に説明する。以降、これをタルパ性錬成術の改訂版の土台として、新しい考察活動を再スタートさせたい。とりま、心理性的発達理論に基づくタルパの訓練法の具体化だ。口唇期、肛門期、男根期、潜伏期、そして、思春期(性器期)の沿った流れで解説していきたい。
従来方式のタルパの作り方
今さらでもあるが⋯おさらいと比較考察のため⋯従来方式のタルパの作り方について補足しておきたい。まず、自分の望む容姿をした存在を考え、タルパの原型とも言うべき器、体のようなものを「気」で作る。タルパ界隈で一般的によく知られた「気」でボールを練る基礎訓練はこのためにあるようなものだ。デザインしたタルパの体形と体格を形作る。そして徐々に細かなデザインを反映して、タルパの姿を鮮明なイメージに仕上げて行く。両手でタルパの頭から足まで⋯全身をなぞるように作り上げて行く。大きな模造紙でタルパの体を象った絵を描き壁に張るイメージ醸成法も良いが、そうしたツールのようなものは補助に過ぎない点だけはご留意願いたい。自らの想念の力で特定イメージの再現性を高めて行こう。この準備が整ったら自動化、視覚化の訓練へ進み、完成を目指す。
従来方式の自動化と視覚化の訓練
しかし、作り方はともかく⋯従来方式の訓練法は問題だらけだ。まず、変性意識が必須前提条件となるはずなのだが⋯誰もこれについて言及していない。それどころか変性意識不要論まで登場する始末である。一人二役の基礎訓練法も、初期段階においては有効的であるが⋯本来の目的はタルパと面と向かった対話実現のはずであるが、無意識化の定義や原理をしっかり議論、周知されて来なかったため、これを常態化させ憑依と称するなりきり行為が蔓延った。魔術や占い、心霊現象など⋯正統なオカルト他界隈を出自とするタルパーからすれば、首をひねりたくなるものばかりだ。心理学や催眠術、脳科学の観点から見ても科学的根拠は限りなくゼロに等しいごっご遊びである。タルパ界隈は実質的にオリキャラ演技界隈と言った様相であるのが現実だ。改善の余地があり過ぎる。
硬直化した訓練体形も見直す
従来方式は自動化と視覚化が分離された訓練体形であったため、どちらを先にやれば良いのか?人により見解が分かれていた。理想は同時並行で行うべきものとなる。厳密には⋯自動化に対して視聴覚的な効果を追随させて行く形で、視覚化の実現も目指すべきである。ここで言う視覚化とは広い意味での視覚化のことであり、脳裏ベースやダイブ状態でのものまで含まれる。これは以前から主張している通り、タルパ作りはダイブを前提条件にすべきである。タルパ工房で解説を予定している科学系タルパも脳裏ベース、ダイブ限定のものにするつもりだ。現実空間を背景した訓練は非推奨としたい(病理的幻覚との区別を明確化するため)。ここら辺は各人の判断、自己責任で行うべきである。心理性的発達理論に基づく訓練体形は同時並行の効果を段階的に発揮させて行く。
タルパとのアストラルセックスは、チャネリングを発展させた現実世界ベースのセックスと、これにダイブ界の技を組み合わせた精神世界ベースのセックスの二種類に大別されるが、改訂版でも現実世界ベースは非推奨にする方向で検討中です。
念のため注意事項のようなものを再提示しておく
私はフロイト心理学を学んだ占い師として⋯タルパやイマジナリーフレンドは夢に登場して来る人物、動物と同じ認知現象であると言う信念を持つ者として⋯性風俗やセックスと関わりの深い夜街の住人として⋯タルパ作りの本質を追求できる自負がある。本分は占い師であることから、飽きたら姿を消したり沈黙する一般人タルパーとは訳が違う。専門的に死ぬまで語り続けることだろう。ジジイになっても、若者は恋愛しろ!セックスしろ!と⋯喝のようなものを入れ続けるだろう。その仮初の手段としてタルパを作り出してもいいと思う。ただし、これまで何度も伝えていることだが、性欲の溺れて堕落するのは厳禁である。性欲の力で人生を有意義機なものに変えて欲しい。創造性と生産性は爆上げだ。私のこれまでの活動を見りゃわかるだろう。自らをそれを証明して見せている。
人間を模した存在を作る上で大切な話
タルパ作りの本当の目的は⋯などと、これ以上無粋な指摘はしない。中には本当に性的なものを嫌う人、セックスが苦手な人もいるだろう。しかし、これまで解説して来た通り、性欲には様々な形、状態のものがあり、現実の日常生活の様々なシチュエーションで無意識化されている。人間の行動原理の本質は「性」なのである。この世に生を受けてから今に至るまで、性欲を源泉に生き続けているのだ。性格や自我も性欲に基づき形成されて来たものだ。それはタルパ作りにおいてもまったく同じである。そう言う心理が裏で働いている。これを有効活用しない手はないだろう。タルパ作りを始める前、自分は一人の男性、女性として、タルパとどう向き合うべきか?そもそも、タルパの基本設定は性別からだろう。性認識はしっかり確認した上で始めた方が良いと言えるだろう。
つづく⋯