残された狐面

投稿日 2025.03.30 更新日 2025.03.30

 突如、浮島の目の前に現れた狐耳の美少女、柚子⋯⋯

 柚子は浮島へ馬乗りになると、浮島の両肩を強く押さえ、身動きを一切取れないようにした。

「なっ!これは⋯⋯」

 浮島は強い金縛り状態となる。

 浮島の霊力をもってしても解くことは難しかった。

 どうやら⋯⋯

 あの時に助けた狐は、ただの狐ではなかったようだ。自身の霊力を遥かに凌ぐ力を持つ妖狐だったのか!?

 不敵な笑みで浮島を見下ろす柚子⋯⋯

 直後、着ていた着物の帯をほぐしはじめる。

「どや!!」

 柚子は着物を勢い良く前開きして、浮島に自らの体を見せつけて来た。

「あーあーあーあーうーがーがーごーおおおおお」

 声にならない声でうめき続ける浮島⋯⋯

 柚子は着物を横へ放り投げる。晒と褌の姿をした美少女の裸体が⋯⋯窓から差し込む月光で映える。

 そして、晒と褌をスルスルと解いて全裸になる。

「じゃ、契りの儀式を始める」

「うーうーうー」

 浮島は首を左右に少しだけ振ることはできたが⋯⋯体を動かすことはまったくできない状態に陥っていた。

 柚子は何の躊躇いもなく、浮島のパンツを剥ぎ取る。

 体を動かすことはできないのに⋯⋯

 自分の大切なものが何か柔らかくて暖かいものの中へ入って行く感覚はしっかり感じ取ることはできた。

 意識が遠退き始めるも⋯⋯視界に柚子の苦悶に満ちた表情が見える。

 どうやら⋯⋯

 柚子も初めてらしかった。浮島は絶望しながらも無上の快楽の境地に浸り続け気を失った。

 気がつくと朝になっており、柚子の姿はどこになかった。

「昨日の出来事は一体⋯⋯」

 しかし、頭に妙な違和感を覚え、手鏡で自分の顔を見て驚いた。今までに見たことのない狐面が被せられていたのだ。

つづく