セックスの夢に溺れる

2026.07.04

「お、お前なんかと⋯本当はお前なんかとセックスしたくない⋯」

語句と語句の間や行間などから、次々と卑猥な無意識が溢れ出て来る⋯神様タルパーはすっかり夢小説の虜となる。

触覚化や温感化のイメージまで再現されていた⋯オーガズムに達すると、生暖かいドロついた液体が全身の中を勢いよく迸った。

「ちくしょ⋯私のタルパは⋯神様なんだぞ⋯」

白亜の脳イキ地獄で⋯占い師のおっさんの体液にまみれる。もう、数時間はイキ狂い続けていた。

気づけば、窓のカーテンの隙間から朝日がこぼれていた。昼夜逆転の生活をしている神様タルパーにとって、もう寝る時間だ。眠気も差し始める。

「もう、朝か⋯続きは今晩にするか」

神様タルパーの睡眠時間は⋯実に、半日の12時間近くにも及んでいた。彼女にとって、昼の現実世界は何の意味もない虚無だった。

それよりも眠りに就いて夢でも見ていた方が楽しい。思い込みの強い性格である故⋯タルパたちの出現率は高く、セックスの夢も頻繁に見ていた。