触覚化された生誕型タルパの陣痛

2026.07.05

「私、どうなっちゃうんだろう⋯」

生誕型タルパを妊娠したようだが⋯出産はいつになるのか?どうやって産むのか?産んだ後はどうすればいいのか?謎だらけだった。

タルパ界隈では⋯創造型を中心とした考察が行われ続けており、邂逅型や発生型に関する情報は不足していた。生誕型ともなれば皆無に等しかった。

「い、痛いぃ⋯痛い⋯あ、でも⋯気持ちいい⋯いい⋯」

蜜月の化身の考察だけが頼りだった。それによると⋯母子ともに気を大量に消費するため、出産直前までセックスし続けねばならないとのことだ。

それにしても⋯陣痛とセックスの組み合わせは究極の快楽だった。当初、神様タルパーは陣痛の痛みを嫌悪していたが⋯

「何これ⋯もう、普通のセックスじゃ満足できないよ⋯」

完全に病みつきとなっていた。現実の世界でも前駆陣痛と呼ばれる出産時のもの、本陣痛とは違う前兆としての陣痛はあるが⋯

生誕型タルパの場合、それがやけに長いものになるらしかった。完全に無意識化されてしまい⋯通常意識状態でも感じることができるようになっていた。