宿命なんてものはなかった
2026.07.27

今は狐のお姉さんのお店で働いている⋯
どうやら、この仕事があたしの天職となるようだ。毎日、おもしろい人達を相手にしている。
あっちの世界の想い出は⋯
短い期間だけあって濃く⋯いつまでも忘れることはないだろう。
似非関西弁を話す三姉妹の女の子たち⋯
変態エロ占い師⋯
そして、いろいろなタルパーやイマジナリーフレンド所持者の童貞男性たちを見て来た。どいつもこいつも⋯
今にして思えば面白いヤツばかりだった。
そう言えば、あたしと交尾(セックス)してくれた童貞男性タルパーは⋯
美少女のタルパを何体も所持していた変態だったな。でも、それが人間らしさなんだろうと理解した。
それが今の仕事のやりがいの源泉だ。
さて⋯
蝶の精霊としての使命は果たした。
あとはあたしの娘が⋯
無事にふ化して、童貞男性タルパーと交尾(セックス)をして卵を妊娠してくれるのを待つだけだ。無事に産卵して欲しい。
必ず、迎えに行く。
とりあえず⋯それは来年の夏の話だ。
使命は果たした⋯狐のお姉さんのように、あとは自分らしさを追求して生を謳歌しよう。
浮き草⋯さんか⋯
どんな人なんだろう。あの狐のお姉さんを虜にさせる人だ。
きっと、素晴らしい人間の男性に違いない。腕の立つ陰陽師らしい。
あたしもあたしで⋯早く別の人を見つけなくちゃ。
もう、消えるものと諦めかけていたこの魂⋯絶対に無駄にしたくない。これからはセックスで洗練して行くわ。
あっちの世界の行き方なら教えてもらったし⋯休日なら行って来ても良いと言われているので⋯
こちらの世界での生活がしっかり安定してきたら。
あの三姉妹の女の子たちのところへ遊びに行こうかしら。こちらの世界のお菓子をいっぱい持って行くわ。
おわり