変性意識で醸した夢小説的テーブルトークRPG

話が込み入って来たので要点をまとめたい。
通説のタルパ戦争は⋯共有ダイブの実践性に疑いを持ったデルタ氏の欺瞞的な実験とされておる。

うむ、デルタ氏の作り話、存在しないはずのタルパが⋯
ホロ氏を仲介する形で、タルパ戦争の参加者ら全員に伝播、存在していることにされてしまった。

全員、見事に騙されたことになる。
共有ダイブの実践性は否定され、これを見抜けなかった浮き草氏とホロ氏は激しい非難を浴びる。参加者らの大半も逃走した。

中にはゴッゴ遊びでしたなんて開き直る者までいたようや。
いずれにしても、浮き草氏とホロ氏の信用は失墜、タルパ界隈での立場を失い行方を晦ました⋯とされていた。

うむ、以上の話を踏まえた上で⋯
前回の続きを始めたい。まず、合同ダイブで唯一の何かを共有するのは不可能や。共有ダイブは催眠誘導で醸す夢の共有に過ぎん。

せやな。浮き草氏が具体的にどんな手順を踏んだのか知らんけど⋯
ぶっちゃけ、集団催眠、集団チャネリングやろ。とりま、各参加者らの深層意識にホロ氏のタルパを定着を試みた。

事前に用意したシナリオに基づく流れでな。
変性意識を高度に操った夢小説的なテーブルトークRPGのようなノリで行われたんやと思う。

まぁ、その推論に基づき⋯
運子さんとセックスする方法の夢小説化に挑戦中や。ちな、夢の共有と言うても⋯厳密には夢のシナリオの共有や。同時中継的な映像は見れん。

タルパ戦争で当事者間の主張が食い違うのは⋯
共有ダイブの本質に対する齟齬やろ。デルタ氏はユニークな記憶情報体の共有、タルパの授受を本気で考えておったのかもしれん。

うむ、その点は研究室でも指摘したな。
純粋オカルトに傾倒し過ぎて⋯デルタ氏が自身の行為を催眠であることを失念していた点や。デルタ氏の主観によるもんは不可能や。

浮き草氏もホロ氏も言うほどオカスピちゃうと釘を刺しておる。
二人の意図をちゃんと汲み取っておったもんが本物、そうでないもんがデルタ氏の暴露に動揺して逃げた偽物になると思う。

重要な点になるので何度も言っておくが⋯
共有ダイブでタルパを授受するのは不可能や。逃げた連中⋯共有以前にダイブそのもんを夢として自覚できておらんかったのかもな。