妖狐好きタルパーの企て

それは2010年7月末、暑い夏の夜の出来事だった⋯

オカルト界の一角で起きた珍事件、タルパ戦争⋯この事件の深層は未だ明かされていない。

当時の様子を知る、浮き草氏に近い立場にいた人物によると⋯

タルパ戦争そのものはなかった⋯

そんな話もしている。

鮫島事件のようなノリで語り継がれているのか？

しかし、タルパ戦争で鼻血ブーーーした者が出たのは事実だ。ダイブはエロ目的で開発された技⋯

おそらく、生まれたままの姿をした美少女のタルパでも遠視して⋯

興奮でもしたのだろう。

何かが行われた事だけは確かな様子だ。

ただ、関係当事者は元よりこれを目撃していた者はそれなりいたはずだ。誰一人証言しないのは本当に謎だ。

やはり、浮き草氏に何か弱みでも握られているのだろうか？