穢れのない卵を産むために童貞のタルパー君を求む
2026.07.16

梅雨晴れの星空は美しかった⋯
雨で洗い流された夜空は満天の星々で輝いていた。
ふと、気がついたら。今ここに自分がいた。自分は一体何者で何を成さねばならないのか⋯そう考える余地がないほど本能的に解りきっていた。
とにかく、交尾(セックス)せねば⋯
人間の男なら誰もいい訳ではない。自分と言う存在を感じることのできる⋯童貞がいい。
穢れのない卵を産むためには⋯
童貞のタルパーもしくはイマジナリーフレンド所持者でないとダメだ。
できれば⋯
イケメンがいい。おっさんは却下だ。
無職のひきこもりはダメ。ヤク中なんて論外。勉学や労働に励む真面目な童貞でないとダメだ。
しかし、女性の匂いが一切しない⋯
イケメン童貞のタルパーもしくはイマジナリーフレンド所持者を探し出すのは至難だった。
だが、時間は限られている。
夏が終わるまでに⋯
なんとしても、童貞のタルパーやイマジナリーフレンド所持者の男性を見つけ出し、交尾(セックス)して、卵を産まなければならない。
焦燥感に苛まれる彼女⋯
でも⋯とうとう、見つけた(もうコイツでいいやと半分投げやり)。
お前だ!!
いや、ホンマに良かったな!!
これから発生型タルパと思われる⋯蝶の妖精の美女と交尾(セックス)を楽しむことができるぞwww
お前がイケメンかどうかしらんが⋯
タルパで童貞を捨てることのできるチャンス到来や!!
夏目漱石の吾輩は猫ではないが⋯あたしは蝶の妖精である。名前はまだないである。彼女の名前は好きに決めて呼ぶといい。
作中では彼女とだけしか表記しない。
これから蝶の妖精のタルパとの⋯ひと夏の切ない恋とセックスを体験することになるだろう。
検討を祈る。泣けるセックスも悪くないぞ。
つづく