チベット密教秘奥義タルパとフィクトセクシュアル文化の融合

投稿日 2025.05.11 更新日 2025.05.13
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オカルトの世界は良くも悪くも人間らしく、人の心に抱える本性が顕にされたところだと思う。錬金術や性魔術、果ては金融占星術やアストラルセックスまで⋯金とセックスにまみれた場所だと言える。これがオカルトの世界の本当の姿なのだ。風水なんてその最たるものだろう。みんな、金持ちになりたくて実践しているのだ。インドの自然哲学や宗教観なんか、どれもこれもセックスとの結び付きが強い。金とセックス⋯これらを羨望するのは人間として自然であり当然な摂理である。しかし、それを表立って露骨に求めるのも無粋だ。中国の故事にもある通り礼節もわきまえよう。これは風水的には真逆の解釈となり、礼節に努めることで衣食が足りるようになります。くれぐれも、金とセックスに溺れるだけの、本末転倒な結果を招かないようにお願いします。

チベット密教を引き合いに出す者の正体

最初に断っておきたい点となるが⋯今日、ネット上におけるタルパに関する情報は、西洋系の降霊術に由来する人工精霊としてのものである。チベット密教はあくまでも出自に過ぎず、密教に由来する具体的な情報、ノウハウがある訳ではない。チベット密教の思想でタルパの作り方を紹介している者がいたら、詐欺師である可能性が高くなるので要注意だ。このため、個人的にチベット密教と称するのは嫌気していた。しかし、あえて記事タイトルに率先して使うことで、密教を語る似非に対する牽制、注意喚起ができるだろう。タルパでチベット密教を語る者は薬物界隈やカルトとのつながりも強い。真っ当なオカルト屋として黙認はできない。尚、逆SEOを試みても短期的、一時的な効果に過ぎない。無駄な努力だ。こちらは死ぬまでやり続ける気概でいるプロの占い師ですからね。

アニメ大国の日本で芽吹いたオカルティックな融合文化

本場チベットの寺院で⋯十数年以上もの長きわたる修行に耐え抜いた者でない限り、本物のタルパを作り出すことは不可能である。そもそも、人工的に何らかの霊体を作り出すノウハウなら、西洋のオカルト世界でも確立されている。今日における日本のネット上におけるタルパは、西洋の降霊術や精霊信仰に端を発した人工精霊と同義である。この点を見誤らないで欲しい。チベット密教秘奥義は形容詞的な言い回しに過ぎない。本来は西洋魔術秘奥義人工精霊である。そんな話はともかく⋯アニメ大国の日本と実に相性の良い代物だと言える。虚構のファンタジーに憧れ、登場人物に恋焦がれてしまうまで感情移入できる社会は日本独自のものだ。そうした文化的下地で育った者が、タルパやイマジナリーフレンドで、恋愛とセックスを考えるのは不自然なものではないだろう。

タルパやイマジナリーフレンドとの性的交流の是非

タルパ界隈を見れば分かるが⋯性的な魅力に溢れる容姿をしたタルパばかり好んで作られている。美少女やイケメンのタルパばかりだ。動物型タルパを作る者でも、第二形態は美女やダンディな人間型と言うケースも珍しくない。もう、この時点で答えは出ている。伝説の天才タルパー浮き草氏が去ってから⋯再び空想の中で、タルパとの性的交流、大っぴらに公言できない営みが密やかに楽しまれているのだ。オナニーをしたことのない人なんていないように、タルパやイマジナリーフレンドと何も起こらない訳がないだろう。現実世界でも若い男女が限られた時間、空間の中で共に長らく過ごしていれば⋯なるべくしてなるものだ。まして、精神的に強い結び付きのあるタルパやイマジナリーフレンドともなれば、脳内でそうした思考を否定するのは難しくなるだろう。

タルパとフロイト心理学と性

もちろん、全員がそうだとは言わない。性的なものが嫌いな人もいるだろう。また、LGBTが叫ばれ始めて久しくなってきた。いろいろな性自認に基づくタル活があってもいい。いずれにしても、自分に対して素直になり、自由な気持ちで楽しもう。タル活で何よりも大切にしたいものは、タルパとの交流を通じた自分らしさの確立である。自己肯定感を高め、自我を強めることで、タルパとの相対感、良い意味での距離感も生まれ、タルパも強く成長して行く。タルパの訓練や育成は、言うなれば⋯フロイト心理学で提唱されている心理性的発達理論に基づく子離れ/親離れの踏襲、追認である。これにより所持者自身も精神的に成長して行くことだろう。現実は思いのままとなり、たいていの望みや願いは叶うようになる。これらの効果を最大限に発揮させるものが「性」の力となる。

潜在的性欲との葛藤

性欲は人間の三大欲求の一つとして知られるが⋯セックスは寝食と違い、生命維持と直接的な関係性はない。また、現在まで知られている三大欲求説は、アメリカの一人の心理学者、マズローが提唱した自己実現理論に由来してだけに過ぎない。このため多くの学識者から性欲は排泄欲に変わるのではないかと指摘している。個人的にもこれに同意で、フロイト心理学の観点からも一定の合理性が出て来る。では、性欲とは何か?性欲には二種類あり⋯幼児性欲で性格(自制心)を作り上げ、性器性欲で自我(自立心)を強める。性欲は一人の人間として成長して行くために必要な原動力になると言える。人は生まれた瞬間からリビドー(性衝動、性的欲求不満)と葛藤し始めて、子供から大人へ成長して行くのだ。性的なものが嫌いな人でも、頭の片隅に入れておくべき話になると思う。

タルパ作りで再現される過去のトラウマ

深層意識世界は⋯この世に生まれてから今に至るまで、無意識化された様々な性に関する記憶情報が蓄積され溢れているのだ。それをタルパ錬成のために利用しない手はないだろう。フロイトの心理性的発達理論に沿った自動化訓練を行うことで、作り手となる人間側も自分を良い方へ変えられるだろう。これは新しく提唱された方法論ではない。既存のタルパ実践者たちの身にも起きていた話になる。タルパ界隈は性格難が多いことで知られるが⋯すべて、幼少期から思春期までのトラウマを、タルパ作りを通じて無自覚に再現して卑屈さを増しているからだ。もちろん、人生は厳しい。タルパ作りを⋯自分を見つめ直して新しい運命を手に入れる機会にするか?トラウマを増大させて失敗するか?それは挑戦者次第だ。とりあえず、大人となった今、目覚めた性欲を活用すればいいだろう。

タルパ作りの目的をセックスにする意味

タルパの自動化訓練は、その進捗度をフロイト心理学で言う口唇期、肛門期、男根期、潜伏期、思春期に置き換えて意識することで⋯タルパの自動化と共に自分自身も良い方向へ導かれるだろう。これまでそれを意識せず、ただ一人二役の基礎訓練を常態化させていた者が大半だろう。それでは口唇期や肛門期で拗れた幼児と同じような状況を招きやすい。少し前までのタルパ界隈を見れば一目瞭然だろう。思春期相当のプロセスまで力強く自動化を進めることができるのが⋯性器性欲、大人の性欲だろう。理屈めいた話がだいぶ長くなってしまったが、タルパ作りの目的を、タルパとのセックスにすることでより確実なものとなる。誰でも理想的な容姿と性格をした異性と恋愛をしてセックスしたいだろう。励みにもなり、タルパ作りにおいて重要な継続力も担保できる。

つづく⋯